これはオペラ座の近くのスタバの店内(数年前の写真)



 ボンジュール! フランスでは、衛生パスの提示をしないとカフェやレストランに入れないのですが(9月末現在)、今日は、それにまつわるスタバでのできごとをお話させて下さい。フランスのスタバは注文をすると名前を聞かれ、レジの人は名前をカップに油性ペンで書いて、ドリンクを作るスタッフに渡します。ドリンクができあがったら、その名前で呼ばれるしくみ。ただ、日本人の名前はフランスではあまり馴染みがないから、わざわざ綴りを言わなければいけないことが多い。「面倒だったら、適当にフランス人の名前言っておけばいいのよ」「ヴェルサイユのスタバでは、マリーアントワネットって言ってみてね」とか言われたこともある(笑)。その点「マリ」という友達は楽だと言っていた。「マリ」とフランス語発音で伝えるだけで、「Marie(マリー)」と書いてくれるらしい。微妙に違うけど、いいの、細かいことは気にしない。

さて、ある日スタバに行ったら、なぜか名前を聞かれなかった…はずなのに、「しある~!(フランス人はCHIHARUと書いてあると、しあると発音する)カフェオレ!」と呼ばれたではありませんか。名前言ったっけ? いや、言ってないよな。数秒後、気付いた。あー、衛生パスの名前を見てるんだ! なかなかやるではないか。ちょくちょく行くスタバではこの前、「どうもありがとう、マダムしある」「お元気ですか、マダムしある」と名前を連呼されて笑えた。フランスらしくて好きやわ。


ちはる

関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、

娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。

●Coucou mes amis  -フランス便り-

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