公開日翌日、会場が大混雑だったらどうしようと思っていましたが……杞憂!周りの目を気にせず号泣できました。なんで号泣したのかは自分でもよくわからないです。

 出産後くらいから、目の下のあたりにシミが現れ、疲れていないのに「疲れている」と言われるようになり悩んでおりました。ようやく決心して先にシミ取り済みの父に紹介された美容皮膚科へ行くことに。おじいさん医師の丁寧な説明、良心的な価格、今後頻繁に通わなくても良さそうな雰囲気……安心してつい「頬にあるホクロも少し気になっていて」とつぶやいたところ、医師が「私もホクロの相談かなと思っていました」。話が早い。「僕の見立てだとそのホクロは大きくなってきていて、これからも大きくなります」。みのもんたくらいスバっと断言。「取らなくてもいいなら取らなくてもいいかなって思っていたんですが」「え?ついていて何かいいことあります?」キョトン顔。確かに、小さな頃から「そのホクロ大丈夫?」と不安げに聞かれるくらい形の崩れた大きめのホクロで、最近では子どもに「ハエがついてるの?」と言われたり、グイグイ押して「ピンポーン、ヤマト運輸です」とインターホンとして遊ばれる存在。最近は箱根山のような盛り上がりを見せてきて気になるけど、芸能人じゃあるまいし……とグダグダしていた私の背中を押すどころか蹴っ飛ばす勢いで「簡単にできちゃいますけど今やります?」「え、はい、じゃあ」。別れは突然にやってきました。

「君も博士になれる展」に行きたいというから1時間かけて行ったら「君もウンコになれる展」でした。本人たちは満足していました。

 ベッドに寝かされ、まずはシミ取り。「緊張しますよね、大丈夫」と言われて余計緊張していると、冷たいクリームを塗られ、目にウルトラマンのような眼鏡を乗せられ、何かを当てられて、痛!熱!痛すぎて断念したVゾーンの永久脱毛の痛みを思い出しました。ようやく終わったと思ったらホクロ取りのための麻酔注射へ。これまたとびきり痛い。歯の麻酔注射の5倍くらい痛い。それが3本。「ぐわあ」とか変な声出しちゃった。お陰でほくろを取る瞬間は痛くはなかったのですが、顔から香ばしい焼き鳥のにおい。甘辛いタレで美味しく食べられそう、と匂いを嗅ぎながら「40年くっ付いていたホクロにお礼もろくに言えなかった」としんみり。

 興奮した状態で子供の習い事の送り迎えをして鏡を見たら、絆創膏からお化け屋敷のフォントみたいに血がツツーっ。流血女がお迎えに来てさぞ先生怖かったであろう。麻酔が切れればジンジン痛いし、翌日には顔が丸く腫れ、絆創膏から常に血がはみ出ているまま暮らしています。「簡単に取れますよ」はお医者さん側の技術の話であった。有名人の美しい肌の裏には血のにじむ苦労があるのですね。

「映画おそ松さん」も観てきました!平日の昼間だったからお客さんもおそ松さんと同じ人数でした。

 流血に意気消沈していた私に元気を与えたのは推し活動。なんと、アメリカアニメ映画「シング ネクストステージ」のライオン役の吹き替え声優にB‘z稲葉さんが抜擢!30年追いかけ続けた私なので、映画も公開直後に突撃。推しの演技初挑戦、見届けました。ライオンが稲葉さんに見えてきて、ちょこちょこ動いているだけでそこまでの感動シーンでもないのに涙でにじんで肝心のライオン、よく見えなかった。90年代に青春を過ごした方は見て損はなし。ストーリーは関係なく、映画で突然動物が「オゥマイ裸足の女神よぉ~」みたいに歌い出すと脳がビックリして気持ちがいいですよ!


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吉野亜衣子

ラジオ局を辞め、夫の留学についてパリへ。ソルボンヌ大学にてフランス文化を学び帰国。日仏文化交流のための NOISETTEを設立。

●NOISETTE公式ブログ 今日もパリで困ってます!

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