ボンジュール! 今日は、小2の娘の半日の課外学習でオペラ座(オペラガルニエ)見学の引率をしたときのお話。何度訪れても飽きないオペラ座、引率の話をもらったときは喜んで引き受けた。フランスは比較的仕事の休みを取りやすいので、子どもの様子を見るために一度くらいは引率したいという親も多い。私も例に漏れず。

シャガールの天井画にうっとり。ちょうど音響のリハーサル中だった。

 さて、それぞれのクラスを3つのグループに分け、私の率いるグループは娘を含む8人。メトロの駅まで2人ずつペアになって手をつなぎ、「はい、ちゃんと前に進んで~!」と引率らしい声かけもしながら、皆でメトロに乗ってオペラ座まで。子どもたちはオペラ座を外から見たことはあっても中に入るのは初めてで、豪華絢爛な内部に感嘆の声をあげた。ガイドさんは子どもに分かりやすいように説明してくれ、さすがプロだなと感心。ガイドさんがクイズを出すと、子どもたちは競うように手を挙げて答えようとするし、たくさんの質問も投げかけるし、その積極的な姿勢には驚かされた。観客席の赤い椅子にゆったり腰かけ、シャガールの天井画を拝めたときは幸せだったなぁ。

 説明を終えたあとに、オペラ「椿姫」で流れるヴェルディの曲を流れて、思わず引率で来ていることを忘れて世界に浸りそうになったところに、隣の子にちょっかいを出す男の子の注意をするために現実に引き戻された(笑)。こんなに小さなときから本物の芸術に触れられるなんて、とても贅沢な課外学習。私もいい経験をさせてもらった。


ちはる

関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、

娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。

●Coucou mes amis  -フランス便り-

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