食の都パリ。この街には世界各国のレストランがあり、オペラ座近くの日本人街では寿司のようなメジャーな和食はもちろん、ラーメンや蕎麦のようなカジュアルなものからウナギ屋まで!和食が何でも頂けます。そんな中、意外に今までなかったのが本格的な天ぷら屋さん。そこに目をつけた和食屋のオーナーがついに2022年、天ぷらのお店をOPENしました。

土鍋で炊いた日本のご飯は、もう涙が出るほどおいしかった〜。まさかこんなに美味しい白米がパリで頂けるなんて!それを天丼にして頂く贅沢。たまりません。


 店内は日本の天ぷら屋そのもの。聞いたところによると、全て日本で造り一度解体してパリに運び、日本の職人さんたちが1ヶ月かけて組み直したのだとか。そんな所からもこだわりを感じます。

前菜の3種盛り。まずは目で、その後は味で楽しめます。茄子味噌は柚子が香りさっぱり〜。卵焼きもなんだかなつかしく、そして天ぷらやでお刺身が頂けるのも嬉しい!

この日はランチで先付け、前菜、天ぷらと続き、〆にはかき揚げ丼が赤だしと香の物と共に出てくるコースを頂きました。フランスで手に入る食材で和が演出されているのが素晴らしく勉強になる。日本では馴染みのないアーティチョーク、カリフラワー、マッシュルームの天ぷらは、私にとっても初めての発見でした。かき揚げ丼用のお米は日本の物を使用し、それを土鍋で炊き上げるので、久しぶりに美味しいお米を頂きました。最後のデザートは柑橘系でさっぱりと。梅酒のジュレやアクセントに梅干しを使っていることで日本人の私としてはほっこり〜。最後の最後まで思い切り楽しめました。


 パリに初めてOPENした本格天ぷらの店。フランス人に受けること間違い無し!1つだけ難点をいうならば、入り口が他の姉妹店のお店を通って地下に行かないといけないこと。入口が独立していて、入り口に暖簾とかあったらもっと良かったな〜なんて、パリにいるのにそんな贅沢なことを思ってしまったのでした。

デザートは柑橘系でさっぱり。ゆずのシャーベットに乗っているのは梅干し!新鮮〜。家でも真似したい組み合わせでした。

天膳

住所 8 rue de l’echelle 75001
HP https://tenzen.fr


マダム愛

東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。

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