パリへ旅行に行きたい人、暮らしたい人のための情報紙 フランス情報フリーペーパー ノアゼットプレス

10周年記念本、出版決定!

ともくんのあれこれパリコレナンダコレ

マスタードと鴨肉が品薄に
パリのスーパーマーケットも節電スタート

 7月半ばにパリに戻り、真っ先に向かうのが近所のスーパーマーケット。朝開店したばかりの時分でしたが、点いているライトが半減し、急に暗くなりました。以来、全てのライトが点くことはありません。とうとう節電が始まったようです。スーパーは、人々の嗜好の移り変わりや政治・経済事情を直接的に反映するバロメーター的な場所でもあり、非常に興味深いのですが、昨今の棚の様子を見る限りでは、日々深刻さを増しているようで少々気掛かりです。

ツーリストでごった返す夏のパリ ヨーロッパ旅行のすすめ

 コロナ禍スタートから1年くらいは、日仏の往復に躊躇していた僕。でも昨年から徐々に往復を再開し、今年は中盤から日本政府の入国制限が緩和される方向にあり、行き来が加速し始めました。夏から秋にかけてあと3往復はするつもりです。というのは、パリコレクションと日本での蚤の市イベントの両方にタイミング良く参加したいから、という欲張りな理由。まぁ、仕事です。

ルイ・ヴィトンのメンズショーヴァージル・アブローの最後のコレクションに行ってきました~

 ワクチンパスポートが導入されるギリギリのタイミングで、ルイ・ヴィトンのメンズショーに行けました。ヴァージル・アブローによる最後のコレクション。アブローはオフホワイト(Off-White)のデザイナーとして一世を風靡し、2018年にルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任。フランスの伝統的なブランドのデザイナーにアフリカ系アメリカ人が30代にして大抜擢、世界的に注目を浴びました。

滑り込みセーフだった1月のメンズのパリコレ    amiのショーへ行ってみました~

 日々新規感染者数が安定の30万人台の中、1月16日に無理矢理パリに帰りました。仕入れもしたいし、メンズのパリコレとオートクチュールの取材もあるし、何といっても阪急うめだ本店にて2月開催の、僕が参加した催事「フランスフェア」にまつわる取材があったので、どうしても帰らなければならなかったのです。実は阪急さんのホームページで流すムービーに出演し、自分で自分を取材するというミッションがあったのでした。

野原でパリコレ クレージュのコレクション

 今の今まで、肝心のパリコレについて書き忘れていました。今回9月にパリに戻り、見たショーはたったの5つ。その中でも、色々な意味で印象深かったのがクレージュです。アーティスティックディレクターはニコラス・デ・フェリーチェ。

フランス産の日本酒 WAKAZEを飲んでみたけれど・・・

 今年9月半ばにフランスに戻った時のお話。仲の良い友人宅にお呼ばれしたので、持参するお酒を買いに近所の酒類販売チェーン店のニコラへ行きました。ワインやシャンパンはありきたりだし、そもそも飲み飽きているし、何か面白いものがあれば、と思って行ったのですが、割と特殊なものも貪欲に取り入れる姿勢を見せている二コラはその期待を裏切りません。日本酒のWAKAZE(ワカゼ:和の風から来ているそう)がそこに。

フランスでPCR検査の有料化がスタート ~ワクチン未接種者の受難は続く~

 9月の半ばに3週間ほどパリに戻りましたが、ワクチン未接種の僕は中々大変な時間を過ごすことになりました。衛生パスポートの提示が義務化されていても、僕の場合、普段からカフェやレストランへ行かないので苦労しません。でも、問題は9月末から開催されたパリコレです。会場が屋外の噴水だったり(リック・オウエンス)、それがたとえ森の中の草原だったりしても(クレージュ)、衛生パスポートの提示が必須となったのでした。衛生パスポートとは、ワクチンを2回接種している人、PCR検査を受けて3日以内の人もしくは抗原検査を受けて2日以内の人、すでに感染して復帰した人、以上の3種に当てはまる人が欧州連合から賦与されるQRコードを伴う書類のことです。