6歳となったお嬢がフレンチインターナショナル小学校へ進学したのが9月初め。毎度のことですが入学式はなし。ていうか、初日1週間前まで「詳細は後程」ってメールで焦らされ、「学校説明会のURLを送ります」の予告を信じて待っていたらURL来なかった。周りのお母さんも「え?知らない」関心すらない。もしかしてURLってリンクのアドレスと思ってたけどウルトラソウルのことだった?ウルトラソウルも来てない。一応持ち物リストは2か月前に送られてきていて、上履きも給食袋もなし。代わりに「大きめの筆箱、色鉛筆の入った筆箱、語学用の筆箱、語学用の色鉛筆の入った筆箱」。筆箱多すぎィ。そして鉛筆はHBの指定。硬ァ。小学校一年生は2Bの時代は終わったのか……。で、初日から宿題が出ました。フランス語の詩の暗唱。有名なシャンソンらしい。「一年生になったら」位の朗らかなイメージでしたが聞いてみると、完全に美輪明宏先生路線。歌詞を意訳すると「夏休みの間、学校カバンは夢見ていた。クレヨンやノートを飲み込んで空を飛ぶ夢を。」フランス人は小学校一年からラビアンローズな空気感をまとっているのですね。

新学期2週目に事件は起きました。ミッションインポッシブル、またの名をオンライン保護者会です。前の週にベテランマダム先生からメールで、この日の16時にここのリンクをアクセスせよというものでした。学校が終わるのが15時30分。さあ、その30分間で家に帰宅してパソコンを立ち上げられる親は何人なのか。そもそも、バス帰宅する組は停留所にお迎えに行くことも考えると、イーサンハントのごとく飛行機にへばりつくか22世紀からドラえもんを誘拐してくるくらいしか解決策が思いつきません。お母さん方の意見は「先生の帰宅時間を最重視した時間設定ですね」先生の勤務時間に振り回される親たちに新学期早々連帯感が爆誕です。

当日急いで帰宅したものの10分遅刻。リンク先をクリックしたら「開催者の許可が下りるまで参加できません」遅刻者に厳しい仕様。マダム!怪しいものじゃございませんよ!15分後ようやく入れた保護者会は100%容赦ないスピードのフランス語。お経かな?聞き取りができず心が死にかけた親たちへのレクイエムかな?そうか、この保護者会は(参加している)保護者(の顔を眺める)会だったのか……!終わった後、お嬢に「先生何言ってるか全然わかんなかったよ」と言ったら「私も毎日わかんない」フランス語できない親子の連帯感が爆誕。先生、藤井壮太並みの読みです。


 写真は池袋の「中国フードコート」。中国気分が味わえるとネットで話題で、何を隠そう大学の専攻は中国近代政治だった私、旅行代わりに軽い気持ちで行ってきましたが、あまりの中国らしさに撃沈しました。日本語表記がほぼない。日本語通じない。レジの人、怒ってる。臭い。売ってる魚、フナ。まず席につけない。テーブルに何か中国語で書いてある。「これ何だろ。ソーシャルディスタンスで座るなってことかな?」グーグル翻訳でカメラに写すと「食べたら片づけろ」でした。うん、みんな密に座ってるね。次は注文。日本語で質問を繰り出してお店の人の首と言う首を傾げさせたのち、どうやらカードにチャージして注文する仕組みだと気づく。お姉さんの語気の強さに震えながらチャージしたボロボロのカードを先ほどの店に手渡し。しばらくすると料理名を叫ばれるのですが、当然ながらわからないでいると、またキレ気味に顔を指をさされ、おびえながら取りに行ってようやくフードゲット。これ頼んだっけ?と思ったら「それ僕のです」隣の人が注文したものでした。全くリラックスできない、リアルな海外旅行!


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吉野亜衣子

ラジオ局を辞め、夫の留学についてパリへ。ソルボンヌ大学にてフランス文化を学び帰国。日仏文化交流のための NOISETTEを設立。

●NOISETTE公式ブログ 今日もパリで困ってます!

http://www.noisette-paris.net/aiko-paris/