牛の髄骨を使ったお料理”Os a moelle a gratiner”(2つで12ユーロ) トロトロ~とした髄骨は超濃厚で少しピリッと刺激あるお味で美味しい! でも、スプーンひとすくいで食べ終わってしまう量なので、物足りなさが残る。

 レストランが閉鎖中、デリバリーでお家ディナーを開催。女性でミシュラン2つ星を持っている、TVでも有名なステファニー・ル・ケレックのお店「MAM」で注文しました。

ホタテのグラタン ”St Jacques en coquille ,champignon, sauce crémeuse cardamome” (1つ17ユーロ) 大きなホタテがごろっと2つも入っていて、肉厚なエビもたっぷり。カルダモンの香りを感じる ベシャメルソースが魚介の旨味にぴったり。

 前菜はフランスの定番伝統料理、ホタテのグラタンと牛の髄骨のお料理をチョイス。ホタテのグラタンは肉厚なホタテにエビや貝もたっぷりで豪華でうまみたっぷりのお味。髄骨は、マスタードが強すぎて本来の味が消えてしまっていたけれど、それはそれで1つの特徴あるお料理として美味しくいただきました。

鶏と西洋ゴボウのクリーム煮”Fricasse de volaille fermière, jus crémeux a lʼestragon, salsifis” (19ユーロ) シャキシャキッとした西洋ゴボウにトロトロになるまで煮込まれた鶏もも肉。そして何よりもエ ストラゴン香るクリームソースがこってりとしたお皿に爽やかさを与えていて、バランスのとれた 煮込み料理となっておりました。

 メインは説明書通り熱湯の中15分温めて準備。まずは鶏肉のクリーム煮込みからスタート。たっぷりの西洋ごぼうはシャキシャキと歯ごたえがあり、お肉はトロトロ~。エストラゴンが料理全体に香り、こってりクリームだけれども爽快感のある味に。クリーム煮にエストラゴン、この組み合わせ、おすすめです。

牛コンフィの赤ワイン煮込み、ブルギニオン風。”Paleron de boeuf confit, comme un bourguignon”(20ユーロ) 正直、よくあるお味と言った印象。

 もう1つが牛肉の赤ワイン煮込み(ブルギニオン)だったのですが、こちらは王道のお味でそれほど特徴はありませんでした。お肉は柔らかくお野菜はしっかりと味が残っていて、それはそれで美味しかったんですけどね。2つ星シェフなので期待が高すぎたのかもしれません。そしてどちらのメインも薄味で味がぼやけていたのが少し残念でした。

モンブラン “Mont Blanc marron mandarine” これが絶品~! フレッシュなクリームに程よい甘さのマロンクリーム。甘いメレンゲがサクッ とアクセントを加え完璧な三拍子。そして中にあるマンダリンの砂糖漬けが酸味と苦味を演出し ており、完璧な美味しさでした。

 デザートはモンブランをチョイス。これは文句なく美味しかった! 栗の香りもしっかりと残っており、中に入っているマンダリンの皮の砂糖漬けがこれまた良い。甘いだけではなく、そこに酸味と苦味、そして香りを付け足して上手にまとまっていたのはさすがです。期待しすぎたせいで、落胆部分も多々あったけれど、美味しいディナータイムになりました。

デリバリーはこんな感じ。メインは全部真空パックに入っており、そのまま冷蔵で数日保存できる。それぞれに説明書が貼ってあり、家でも簡単にレストランの味を再現できる。

MAM Stephanie Le Quelle

住所:22 rue Fourcroy, 75017 PARIS

電話:0145724749

HP:mamaparis.com


マダム愛

東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。

●マダム愛の徒然パリ日記

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