約174年ぶりに、フランスで国王が即位しました!… Poisson d’avril!4月1日は「エイプリルフール」、(やさしい)嘘がつき放題!フランス語ではエイプリルフールのことを 「Poisson d’avril」(ポワソン ダヴリル、直訳は4月の魚)と言うのだ。

 嘘をついてもいい日として有名だが、フランスの子ども達には別の楽しみ方もある:紙に書いた魚の絵を切り取って、誰かの背中に気づかれないようにこっそりと貼り付けることだ。その人は騙されたことにいつ気づくのか、魚がついた状態で一日過ごすのかどうなるかが面白いポイント。ばれた時は、貼った人が「ポワソン ダヴリル!」と叫ぶ。特に学校で友達の背中に貼ったり、先生や大人にまでつけて、4月1日を盛り上げるのだ。英語では「watch your back」(背後に気をつけろ)という表現があるけど、まさにこの日にぴったりな言葉だよね。私も子どもの時に魚を描いたりして楽しんでいた記憶がある。

「4月の魚」に日本の鯉

でもその日を楽しむのは子どもだけではない。テレビ、ラジオ、新聞、ブランドなどもいたずらをしたり偽ニュースを公開したりする。ただニュースや広告は、下手にやると冗談のつもりが炎上につながることがよくあるので、エイプリルフールをマスターするのは容易ではない。

4月はやっぱり桜

一方日本で4月1日といえば、新しい年度や学年が始まる日でもあるので、ちょっと真面目な感じだね。あと、毎年楽しみにしている花見の時期でもある。フランスと日本のコラボ、友達同士で花見を楽しみながら紙の魚をこっそり貼り付けるのもありかも?!さて、皆さんも今日騙されないようご注意を〜


リラ

東京でフランス人観光客を案内する仕事を始めたばかりの26歳のフランス人女子。持続可能な社会の実現に向けての活動もする。趣味は編み物とベランダの植物の世話。