しばし戦争を忘れて5年後の街を想像してみてくれ。(映画「パリよ、永遠に」より)

 今年は僕のフランスの実家でも、ノエルの電飾は無し。戦争の影響で電気代がものすごく高騰しているからだ。今回紹介するのは戦争映画。敵も味方も、そこにあるのは人間の心なのだと思わせてくれる感動作なので、戦争映画が苦手な方もぜひ見てほしいです。「パリよ、永遠に」は第二次世界大戦でパリ破壊を救った人物を描いており、地味な会話劇なのに、最後までドキドキが止まりませんでした。実在の人物を描いた戦争映画としては「フェアウェルさらば、哀しみのスパイ」もぜひ見て下さい。KGBの幹部でありながら危険を冒しソビエト連邦崩壊の一つのきっかけを作った男と、あるフランス人との交流を描いたサスペンスです。

2023年は平和な年になることを祈ります。Bonneannée!


『パリよ、永遠に』

原題:「Diplomatie」

監督:脚本:フォルカー・ジュレンドルフ

販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング

DVD&Blu-ray発売中(DVD 4290円、BD 5280円)
©2014 Film Oblige-Gaumont-Blueprint Film-Arte France Cinema


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