2004年にパリに進出して以来、気付いたら3店舗もできていた日本のブックオフ。パリジャン・パリジェンヌの誰もが知る存在ではないけれど、やはり漫画やアニメのお陰でその道の愛好者たちからは絶大な支持を得ているようです。その認知度は広くないけれど深い。それはそうと、前々から街中で見かけるブックオフのトートバッグの存在が気になっていて、実に巧みな宣伝をしているなぁと感心していました。

 そんな中、僕が参加している日本のデパート催事にいらっしゃるお客様に、パリでブックオフのトートバッグを買って来て欲しいと頼まれました。実際にバッグを持つことは広告宣伝の片棒を担ぐことになるのはイヤかも、なんて思いながらも、心の奥底では結構素敵~なんて思っていたので、これを機会にフォブール・サンタントワーヌ通りのお店へ行ってみることに。てっきりこのカタカナのデザインだけかと思ったら、他に2種類ありました。1枚1,9ユーロ(約280円)。でも調べてみると、漫画が描かれたものなど様々なデザインがあるようで、日本のヤフオクでは、即決価格1,000円から2,000円程度で出品されています。人気があるようですね。フランスで仕入れて日本で売れば儲かるかも?
 パリ限定で日本では買えないし、お手頃価格だし、バッグに詰め込んでも壊れないしで、パリ旅行の際のお土産の候補の一つとして良いアイテムかもしれません。ただ、僕が行ったフォブール・サンタントワーヌ通りの店舗では店内に置いていなくて、店員さんにお願いして出してもらわなければならないのはちょっとハードルが高い。とはいえ、日本文化に精通する店員さんが多く、日本語が通じると思うので是非トライしてみて下さい~。


トモクン

トモクンという名の45歳。在仏27年。ファッションジャーナリスト(業歴17年)は仮の姿で、本当はただの廃品回収業(業歴5年)。詳しくはブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』にて。

●友くんのパリ蚤の市散歩 
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