ボンジュール!先日、春と秋の年2回、フランス北部のアミアンという街で開催される巨大蚤の市に参戦してきた。もともと蚤の市は大好きで、おなじみのクリニャンクールやヴァンヴにはたまに行っている。でも、街の中心部一帯が蚤の市会場になるこのイベントはさすがの規模で、いつもとわくわく感が違った。あいにくの雨で出店数は減っていたものの、カッパを着てフードをかぶり、怪しげないでたちでカートを引いて歩き回った甲斐あって、よき出合いが…!すでにアミアン蚤の市は3回目になる友人が、「あとで戻ってこようと思っても大きすぎてなかなか同じところには戻ってこれないし、売れてしまう可能性もあるから、いいと思ったらその場で買っておくべし」とアドバイスをくれたので、それに従った。
蚤の市の醍醐味である値切り交渉も、ちょこっと雑談を交えながらするとうまくいくことが多い。夕方4時半になり、まだ欲しいものはたーんとあれど、手持ちの現金が底をついてきたので買い物を打ち切り。それにしても、相変わらず、ピカルディー地方の人は親切だと思う。蚤の市のお店の人、レストランの隣の席の人、雨宿りしたお店で飲んでいた人、駅の近くのカフェの店員さん、とにかくフレンドリーに話しかけてくれる人の多いこと!フランス人も認める「ピカルディー地方の人たちは親切」説が、今回で再び証明された形となった。蚤の市での戦利品といい、人々とのふれあいといい、よき一日だった♡
ちはる
関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。