滑り込みセーフだった1月のメンズのパリコレ    amiのショーへ行ってみました~

 日々新規感染者数が安定の30万人台の中、1月16日に無理矢理パリに帰りました。仕入れもしたいし、メンズのパリコレとオートクチュールの取材もあるし、何といっても阪急うめだ本店にて2月開催の、僕が参加した催事「フランスフェア」にまつわる取材があったので、どうしても帰らなければならなかったのです。実は阪急さんのホームページで流すムービーに出演し、自分で自分を取材するというミッションがあったのでした。

 パリコレについては、会期中にワクチンパスポートの携帯が義務化されてしまい、某ビッグブランドのショーの招待状が届いたのに行けない事態が発生。でも、今回ご紹介するアミ(ami)と、次回ご紹介予定のルイ・ヴィトンの2つだけは、ギリギリのタイミングで入場できました。帰った甲斐があった! 

 それで、amiの招待状が届いてビックリ。招待状が、地下鉄やバスの共通定期券として2009年まで使われていたカルトオランジュだったこともそうですが、僕の写真がしっかり貼られていたことでした。僕自身も知らない写真で、しかもかなり痩せていた時代…。一体どこで見つけてきたのか謎です。そしてショー会場へ行ったら、カルラ・ブルーニ・サルコジはいるわ、カトリーヌ・ドヌーヴとイザベル・ユペールが楽しそうに雑談しているわ、イザベル・アジャーニやレティシア・カスタがモデルで出てくるわで、一体どれだけの経費が掛かっていたのか、他人事ながら心配になるくらい。パリマジックともいえるスケールの大きさに圧倒されつつ、こんな夢みたいなことがあって大丈夫なのかしらと怖くなりながらも、存分にショーを楽しませて頂きました。

ア レクサンドル・マテュッシによるamiは、普段着として活用できるカジュアルなアイテムが揃っていて、パリジャン・パリジェンヌから絶大な支持を得ているブランド。西にアニエス・ベーがいたら、東にキツネやこのamiがいる感じです。今後日本でも広く知られていくに違いありません。是非ご注目を~。


トモクン

 トモクンという名の45歳。在仏21年。ファッションジャーナリスト(業歴17年)は仮の姿で、本当はただの廃品回収業(業歴5年)。詳しくはブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』にて。

●友くんのパリ蚤の市散歩 

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