スタッフもシェフも日本人 凱旋門近くのビストロ

 レストラン「Restaurant Le 703」は、2022年の6月に凱旋門から徒歩圏内にOPENしたビストロ。評判が良いので調べてみたら、やっぱり思った通り。日本人シェフのお店でした。ここ最近、美味しいお店を調べるとだいたい日本人シェフなんですよね。でも、このお店は想像以上!なぜならシェフだけでなくスタッフが全員日本人で、さらに日本語メニューまであったのです。

 日本語メニュー。なんだか懐かしかった〜!フランス語がダメな人でも安心して入れるお店です。

一歩足を踏み入れると、そこはまるで日本にいるように錯覚。この日は前菜に鯛のタルタル、カリフラワーのムースをチョイス。鯛は新鮮で臭みは全く無し。むしろ新鮮で噛めば噛むほど甘さを感じる美味しい鯛。

前菜のタイのタルタルは、魚の臭みが全くなく美味しい〜。ただ、カリフラワーのムースの量に比べるとタイが少なくおまけみたいな感じで、それが少し残念でした。ムースも相当美味しかったんですけどね。

カリフラワーのムースがびっくりするほど舌触りがよく、それでいてくど過ぎず飽きないお味。もう少し鯛が多い方がバランス的には良い気がしたけれど美味しく頂きました。メインは子牛の煮込み。こちら、お肉が柔らかくてほろほろと口の中で溶けてゆきます。付け合わせのバターライスは少し芯がある感じで、それがむしろこってり煮込みにぴったり。味付けもしっかりしていてどんどんと食べ進んでしまう一品でした。


 こちら、ランチもディナーもアラカルトのみなので、ランチ利用の場合少しコスパは悪いかな。でも、まるで日本にいるような感じで過ごせるので、旅行中疲れた時やフランス語に不安がある場合は重宝するのではないでしょうか。ただ正直、もう少しお店の人達の接客が良くなるといいな〜という印象。お客への気配りが感じられずちょっと居心地悪かったのよね。でもそこはまだOPENして間もないので慣れていないからと思うしかないかな。

カウンター席もあるスタイルなので、1人でふらっと食べに行くのも可能。

マダム愛

東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。

●マダム愛の徒然パリ日記
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