11区にある日本人シェフの穴場レストラン

塩味と甘味のバランスが抜群のアミューズブッシュ達。見た目もかわいい。

パリ11区はここ最近若いシェフにより新しいレストランが続々とOPENしている激戦区。ミシュランを獲得するシェフも次々に生まれています。そんな中にある穴場レストラン「Machizo」は日本人シェフのお店。シェフの幼少期のあだ名から取った名前だそう。

 こちらで頂けるのは、その日の仕入れによってシェフが考案するメニューのみ。5~7皿から選べます。この日は贅沢に7皿をチョイス。前菜3皿、メイン2皿、デザート2皿のメニューです。

 お料理は毎回シェフのアイデアが練られた、見た目が美しく、食べてほっとするそんなお料理達。全てのお料理がさっぱりとした上品なお味なので、日本人の味覚にあっています。1皿の量も少ないので、いろいろと楽しめるのも嬉しい。この日の前菜はポタージュとフォアグラだったのだけれども、本来重くなりがちなこの2つの前菜が後味すっきりだったのはさすが日本人シェフだと思いました。メインのお魚もお肉も見た目は美しくお味はあっさりしていて、ペロリと頂きました。デザートも最初はフルーティーなさっぱり系でお口直し的に、2番目はコッテリチョコ系なのがこれまた嬉しい。

 コスパも素晴らしくて、さぞかし在パリ日本人達が通い詰めているのだろうと思ったら、なんとOPENしてから私で3人目の日本人客だって。なんという穴場! パリの街の喧騒から離れた場所でゆっくりとお食事したいなら、ぜひ足を運んでみてください。きっと安心していただける場所だと思います。

100€以下のコースメニューではなかなか出会えないフォアグラのポワレ。舌の上でトロンと溶ける極上の味でした。

メインと鶏肉料理。貝割れ大根の苦味、かぼちゃのピュレの甘み、そしてソースのコクと旨味の絶妙なバランスが鶏肉をさらに美味しくしていました。

デザートのお皿がまるまるカカオ! 画期的!

今月のお店

Machizo

35 Rue Saint-Sébastien, 75011 Paris

今月のハート

総合 3.5

料理

3.5

ドリンク

4

サービス

4

雰囲気

4

コスパ

4

マダム愛


東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。