本場のタピオカ
2019年の記事で東京はタピオカの激戦区だと書いていたら、第3次タピオカブームが去ってもう絶滅危惧種になっている。昔は近所だけでタピオカドリンクのお店が5軒以上あったのに今は1軒も残っていなくて変化が激しい。だから機会があれば必ずタピるけど、去年の11月に台湾に行って、本場のタピオカドリンクを味わうことができた!
台北にいる間タピオカをたくさん飲もうと気合いを入れていたが、デフォルトサイズが日本でいうLサイズぐらいなので、一日一杯が限界。最後の日、お店の前で選択肢が多すぎて何を注文すればいいか悩んでいたら、注文を待っていた女性におすすめを教えてもらって美味しい現地定番の味を体験できた。
パリでもここ数年は「Bubble tea(タピオカティー)」が流行っていてお店が増えているらしく、若者の新しい飲み物としてニュースにも取り上げられた。私が住んでいた頃はあまり見かけなかったので今パリにタピオカのお店が普通にあると思うと不思議だけど、日本食材のスーパーが新しくオープンしたり、アジアの食文化が広がりつつあるようだ。
日本から見ると台湾は海外旅行の定番だけど、フランスから見るとそもそもあまり知らない人がわりといる。いろんな物が「Made in Taiwan」だった時代のなごりで台湾というとまだ工場のイメージが強いので、ドキュメンタリーやネットの旅行動画では「アジアの隠れた宝」のようなタイトルで紹介されたりする。韓国もK-popが世界的に流行るまではあまり知られていなかったが、ちょうど私が大学で日本語を勉強し始めた頃にフランスを含めK-popの認知度が上がり、大学の韓国語学科には生徒が急増した。台湾旅行はとにかくよかったのでまた早く行きたいな〜。
リラ
東京で翻訳者としても活躍する30歳のフランス人女子。持続可能な社会の実現に向けての活動もする。趣味は編み物とベランダの植物の世話。