フランスの絵本、覗いてみましょ

子どもに「チュッピーはなんで指がないの?」と聞かれた(笑)

 ボンジュール、ちはるです。いきなりですが、今日はフランスの子どもたちにおなじみの絵本の紹介をしちゃいましょう!

 かれこれ17年前、留学したてでフランス語がよく分かっていなかったころ、すてきな絵に惹かれて買った子ども用の本が「え、教育に良くないんじゃないの?」な内容であることがのちのち判明した、というような苦い経験もあるのですが、これは大丈夫、保育園や幼稚園でもおなじみのものだから。わが家の子どもたちも、特にトイレトレーニングのときや幼稚園入園のときにお世話になったかな。  まんまるな顔の男の子「チュッピー」を主人公に、現在で約70冊出ているシリーズです。チュッピーを知らないフランス人の子どもは、多分いない。登場人物全員がまんまる顔で親しみやすく、癒されるの。

たくさんの人に圧倒され 、「怖い。おうちに帰りたい。」とチュッピー。ほら、みんな丸い顔でしょ。

 幼稚園での一日目を語った『チュッピ―、入学する』は、幼稚園入学のときに大泣きだった息子のバイブル的存在でした。家を出るまでは元気いっぱいのチュッピーも、いざ幼稚園に着くと怖くなってママにしがみつく。でもママに励まされ、優しい担任の先生に連れられて一日目が始まり、終わってみれば、一日あっという間で楽しかったよ!というもの。毎晩読みきかせ、チュッピーのがんばっている姿に勇気をもらった息子は、2週間のギャン泣き(長い!)を卒業することができたのでした。チュッピーを本人の名前に、他の登場人物を先生やクラスメイトに入れ替えて読むのも効果あり!


ちはる

関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、

娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。

●Coucou mes amis  -フランス便り-

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