国民の癒しの存在、パリのテディーベア
段階的なロックダウン解除に進み始めたフランスからボンジュール! 解除後にハメをはずし過ぎてまた秋から再ロックダウン・・・と、去年を同じことを繰り返さないことを祈るばかり。頼むよ、フランス国民!
さて、幾度ものロックダウンでさすがに気が滅入りそうな毎日の中で、誰もが癒されるであろうパリの国民的アイドルが存在します。それはなんと、巨大テディーベア。街を歩いていてクマに遭遇したときには、思わず頬が緩んじゃう。
これは2018年にパリ13区のゴブラン駅周辺で本屋を営むフィリップさんが街の活性化のために仕掛けたプロジェクトで、1.4メートルもあるクマを街の中の至るところに置いたのが始まり。クマはたちまち地元の人気者に。このアイディアに興味を示した13区のパリ区役所が、場所を開放して住民たちを招いてクマの結婚式を行ったり(このノリの良さ!もう本当に大好き!)と街全体が一体となって盛り上げたところ、SNSでも人気爆発。いまやパリ中のいたるところに出現するようになったというわけ。4月のある日に私が見つけたのは、テイクアウト営業中のイタリアンレストランのテラスでくつろぐクマたち。おっと、これは密! よく見ると芸が細かくて、マスクしているクマもいるし(サイズが合ってなくて口がはみ出てるけど)、カップルもいるし、テーブルにはドリンクもあるし、アルコールジェルを常備してエプロンをつけた店主もいるし。フランスのこの遊び心が好きやねんなぁ。
ちはる
関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、
娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。
●Coucou mes amis -フランス便り-
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