パリへ旅行に行きたい人、暮らしたい人のための情報紙 フランス情報フリーペーパー ノアゼットプレス

10周年記念本、出版決定!

吉野亜衣子の毎日パリで困ってました

今だから話せるノアゼット裏話

100号を迎えた今号は編集長・吉野亜衣子(吉)と現地ライター・守隨亨延(守)と編集部(編)による、ノアゼットプレスのこれまでを振り返る鼎談です。

初めてのシミ取りのはずがホクロまでも―稲葉ライオンに励まされる―

 出産後くらいから、目の下のあたりにシミが現れ、疲れていないのに「疲れている」と言われるようになり悩んでおりました。ようやく決心して先にシミ取り済みの父に紹介された美容皮膚科へ行くことに。おじいさん医師の丁寧な説明、良心的な価格、今後頻繁に通わなくても良さそうな雰囲気……安心してつい「頬にあるホクロも少し気になっていて」とつぶやいたところ、医師が「私もホクロの相談かなと思っていました」。話が早い。「僕の見立てだとそのホクロは大きくなってきていて、これからも大きくなります」。みのもんたくらいスバっと断言。「取らなくてもいいなら取らなくてもいいかなって思っていたんですが」「え?ついていて何かいいことあります?」キョトン顔。確かに、小さな頃から「そのホクロ大丈夫?」と不安げに聞かれるくらい形の崩れた大きめのホクロで、最近では子どもに「ハエがついてるの?」と言われたり、グイグイ押して「ピンポーン、ヤマト運輸です」とインターホンとして遊ばれる存在。最近は箱根山のような盛り上がりを見せてきて気になるけど、芸能人じゃあるまいし……とグダグダしていた私の背中を押すどころか蹴っ飛ばす勢いで「簡単にできちゃいますけど今やります?」「え、はい、じゃあ」。別れは突然にやってきました。

リモート授業の戦い

 皆さんお元気ですか?私は小心者なので家に居ます。6波で我が区の小学校はタブレットでリモート授業をしてくれています。おじさん先生が画面操作や音声がしっちゃかめっちゃかになりながら対応されていて、非デジタルネイティブとしてシンパシー。最初は1人しかいなかったリモート生徒も2週間経過して14人。ようやく先生も自分の画面を広げることに成功。やっとうまくいくかと思いきや、ステルス悪戯している輩がおり、先生の音声を繰り返しミュートにしたと思えば、当てられた生徒のマイクをミュートにする悪戯フェーズに上がった模様。長女が勢いよく挙手し、当てられて答えようとする瞬間にミュート→隣に居た夫がミュート外し→向こうも負けじと再ミュート→負けず嫌いな若旦那も再びミュート外し→負けるもんかと向こうも再ミュート→高橋名人に影響を受けた世代若旦那による高速ミュート外し→負けるもんかとしつこく再ミュート→ミュートを外した瞬間「お父さんが絶対にだれがやったか見つけてやる」とわざと音声を入れる若旦那→戦っていたのはお父さんだったのか!と衝撃を受けたかミュートの手がストップ。死闘だった。

スコール荒ぶる石垣島で白いクジャクを探す

オミクロン株が猛威を振るう前に、滑り込みで石垣島までマイルを消費してきました。行ったはいいけれどマイルが足りなくなって、帰りは東京までたどり着けず。大阪で降り、そこから新幹線で帰ってきました。疲れた。強欲な庶民は体力勝負なのです。

初めてインスタライブをした反省

 先日フランス情報サロンPivotさんのインスタライブのゲストに参加しました。お誘いにイエスと答えたけれど、そもそもインスタライブというものを見たことがない。SNSはmixi世代。前日まで「え?私映るんですか??」「え?パソコンでできないんですか??」これだからポケベル世代は!

葛西のコウノトリとストラスブールの思い出    ―出会ってしまった戦隊もの―

 娘二人の合同七五三の出費がすごすぎて、お金のかからないお出かけ先に私が選んだのは、葛西の行船公園の無料の動物園。オオアリクイやレッサーパンダなどカリスマ動物とタダで会えて親子で興奮して帰ってきました。コウノトリもいたので、子どもに「赤ちゃん連れてくるんだよ~」と言ったその2秒後に、娘が「赤ちゃんを連れてくるのはコウノトリではない」と書かれたプレートを発見。

「美味い!」をゲットできない呪い

髪の毛を青くしました。美容院で鏡を見たときは「わあ!手から氷出しそう!」とエルサ(のドレス)風の色に感激したのですが、あっという間に退色してしまい、青からグレーに。毎朝鏡を見ると、毒リンゴを持っていそうなおばあさんが写っていてビックリ。私じゃん。ディズニー映画違い。同級生たちが生え始めた白髪を気にしているというのに敢えて老婆に近づく好戦的なスタイルです。たまたま2年ぶりに会った会社員時代の先輩にも一言目に「なにがどうしてそうなっちまったんだよ!」。私のどの部位のこと言ってます?

今どきの仕事術を知らない篠原涼子

皆さんお元気ですか?私はトイレで足に何かが刺さり、抜けない、痛い、でもこんなことで世の中の医療従事者の手を煩わせてはいけない、と1週間我慢したけどまだ痛い。すいません!と皮膚科の門をくぐり、1時間待って診察室で言われたのは「魚の目ですね」。何だって!? ハイテク虫眼鏡で拡大された私の魚の目が先生の網膜に写しだされてしまったのですか!申し訳ねえ。

「はたらく細胞」と夏休み

 年に一回の人間ドックの結果が届き、コメント欄一言目「太りすぎです。」って率直すぎる。「ちょっと太りすぎですけど、なんとかなります」とか「太り過ぎのように見られますが、努力すれば大丈夫」とか言って欲しかった。今年は去年までのクリニックではなく近所のクリニックで検査したのですが、初めてのキツい物言いがショックで他の検査結果が頭に入ってきませんでした。萎え~。前の男の優しさが懐かしいってこういう気持ちでしょうか。

ノアゼットプレスが「aruco東京で楽しむフランス」に掲載されました

 コロナワクチン、無事2回接種は完了しました。1回目は腕が痛くなった程度でしたが、2回目は副反応がスゴイという巷の噂だったので、「きっと私も……」と緊張していました。翌朝起きたら腰が痛い。「発熱ぅ!」と体温を測ってみると36.3度。「体温計が壊れてるのかも!」と違う体温計を探し出し、再計測してみると、36.0度。下がっとるやないか。