【COVER PHOTO】セーヌ川沿いに軒を連ねるブキニスト(古本屋)
守随
守随
【今月のお客様】杉浦
真面目に生きてきたが自分の意志じゃない
今年の4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた日本人は、フランス人と同じ年齢で「大人」になる。昔、フランスを含めヨーロッパの多くの国は成人年齢を21歳にしていたが、今は18歳が多い(フランスは1974年から)。
音痴な歌声はまるでシュルレアリズムだと大絶賛する画家は、「夜の女王のアリア」(モーツァルト)を歌った主人公マルグリットにそう呼びかけるが…。実在した「音痴の歌姫」を彩る有名なオペラ歌曲もたくさん登場、そして1920年代のフランスの立派なお屋敷の装飾にもうっとり。目でも耳でも楽しめる贅沢なオトナ映画!
いよいよ2021年もとうとうと暮れてしまう。結局コロナとの闘いの終わりがいまだに見えず日本は再び鎖国化していく一方、フランスも国民の鬱憤が溜まるのみ。本来一年で一番楽しい時期なのに世界各国に漂う空気がかなり重い。近所のスーパーで雇われるサンタすらなかなか微笑まぬが、それは決して低給のせいでも自己診断でEDだとわかったからではない。
マスメディアは第6波が来るか来ないかで盛り上がっている中、フランス人は少しずつ通常通りの生活を取り戻しつつ、しつこいウィルスよりずっと高めの可能性でやってくるはずのクリスマスに向けて準備を始めている。
これまではアルバイト、フリーランスなどで仕事をしてきた私が、会社勤務をしているのは実は最近のこと。正社員ではないものの、現在働いている企業で自分の労働時間に応じて有給休暇がもらえた。という訳で最近、20代後半にして人生初の有給を取った。
‐27歳のデボラさん、夜シャワー室で足元に気配。ふと下をみると1メートル以上の蛇が!デボラさんの彼が冷静に蛇を捕獲、家から数百メートルの場所に放した。排水管から上がってきたらしいが血の気が引く話…。
フランス人のイメージといえば、真っ先に思い浮かぶのはベレー帽と脇に挟まれたバゲットだと思う。バゲットの部分はあっているとして、ベレー帽をタバコにすり替えた方が実際のイメージに近いだろう。スタイリッシュでエレガントなパリジェンヌの中でも、片手にタバコを持っている人がまだ多い印象で、フランス人はタバコ好きとしても知られている。