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10周年記念本、出版決定!

マダム愛のわたくしミシュラン

スタッフもシェフも日本人 凱旋門近くのビストロ

 レストラン「Restaurant Le 703」は、2022年の6月に凱旋門から徒歩圏内にOPENしたビストロ。評判が良いので調べてみたら、やっぱり思った通り。日本人シェフのお店でした。ここ最近、美味しいお店を調べるとだいたい日本人シェフなんですよね。

TVで人気爆発!若いシェフが今年OPENしたレストラン

 フランスの大人気料理番組「TOPCHEF」。勝ち抜き戦の料理対決が繰り広げられるありがちな番組ですが、10年以上続くこちらから数々の有名&ミシュランシェフ達が生まれております。そんな中、2020年の候補者で準決勝まで残った弱冠22歳だったベルギー人がついに今年、凱旋門の近くにレストランをオープン。彼の料理をTVで見てとても気になっていた私は、これは!とさっそく伺ってみました。お昼でしたがランチメニューというのはなく、ランチ用のアラカルトからお料理を選びます。

全てが3皿構成で出てくるミシュラン1つ星レストラン

ミシュラン1つ星を獲得している「Pantagruel」の特徴は、アミューズブッシュからデザートまで全てが3皿で構成されていること。しかも前菜メイン、デザートは、同じ食材を使って3つの違うお料理を作るというこだわり。これは気になるとランチに伺いました。店は清潔感があり広々として良い。厨房内が見える造りなのも安心感。

地元人に愛されるボリュームたっぷりのカジュアルレストラン

 パリ17区のバティニヨール地区は、独身族や若い夫婦に愛される賑やかエリア。お手頃なレストランやバーがたくさんあり、いつも夜遅くまで賑わっております。その奥の方にあるレストラン「Quatre vingt neuf」は驚異の高評価を持つ地元人に愛される人気店。いつか行きたい!と思っておりまして先日やっと行くことができました。

シャンゼリゼ通りエリアのコスパ抜群レストラン

 観光名所周辺での世界共通の悩みは、観光客狙いの質の悪いレストランが多くなかなか良いお店を選ぶのが難しい所。パリの場合は美味しいレストランが点在しているので、その悩みは少ない方ではあるけれど、そんなパリの中でも特別に良いレストランを探すのが難しいと思うのがシャンゼリゼ通りエリア。

ミシュラン1星とビストロ、2カ所から選べるレストラン

「Marcore」は、ミシュラン1つ星のガストロノミーとカジュアルなビストロ2店舗が隣り同士に並んでいるレストラン。この日は気軽にビストロの方でランチをしました。最初の前菜はスープと冷たいお料理それぞれ1つずつ選べます。この日頼んだアーティチョークのスープはピュレのようでどっしり濃厚。

女性シェフが作り出すエレガントな料理

 実力のある若いシェフ達がその腕と自信だけを頼りに次々にレストランをオープンし、いまやグルメエリアになっている9区のサンジョルジュ界隈。そんな中でもミシュランを獲得した女性シェフの「Lʼinnocence」は少し格別な存在。野菜を知り尽くした彼女のエレガントな料理を求め連日満席の人気店。特に週2度しかないランチは予約がなかなか取れません。

コスパ抜群の星付きランチ

 7区の裏道にひっそり佇むレストラン「Auguste」は、何年もミシュラン1つ星を維持し続けている知る人ぞ知るレストラン。こちらのお店の凄いところは、ミシュラン獲得当初からランチメニューの値段が上がっていないこと。これはなかなかめずらしい。

パリでお気軽タパスバー

 パリでレストランと言えば前菜、メイン、デザートのフルコースが定番ですが、フランス人だって気軽にさくっと食べて飲みたい時があります。そんな時に行くのがタパスバー。小さなポーションで頼みワインを飲む。フランス人にとっての居酒屋?みたいな位置付けのお店です。パリにもこのタイプのお店がたくさんあり、いくつか行ったことがあるけれど、その中でもお気に入りなのがサンジェルマンデプレにある「Freddy’s」。こちらのタパスは素材が良くお値段以上。そして何と言ってもワインに合うものばかり。