ボンジュール。もう9月だけれど、夏のふり返りレポート。フランスは夏に長めのヴァカンスを取る人が多い。毎年、友人とは「夏はどこに行くことにした?」という会話が繰り広げられ、行き先が近くて同時期だと「会おうよ!」となる。別に共に観光をするわけではない。ヴァカンス先でも集う。食べて飲んで、しゃべる、笑う、ビーチでもゴロゴロダラダラしながらしゃべる!という…これがパリで集うのとはまた違って、良いのだなぁ。

友人とバーベキュー。肌寒くて、焼いたあとは家の中で食べた…。


 わが家はこの夏、日本への一時帰国をあきらめたので、2回に分けてフランス国内でヴァカンスを楽しむことにした。そして、2回ともそれぞれ、ヴァカンス先で友人ファミリーと落ち合うことになった。たとえば1回目のヴァカンスは、パリ在住の友人ファミリーと。友人の住所を聞いてみれば、なんとわが家が借りた一軒家から徒歩8分、自転車だと2分の、期間限定のご近所さん。子どもの年齢も近いので、一緒に遊ばせるよい機会ではないか。まず家で一緒にゆっくりおやつタイムをし、パワーあり余る子どもたちを連れ、ビーチでの砂遊びへと繰り出した。その数日後には、バーベキューも。子どもたちは8時間くらいべったり一緒にいたにもかかわらず、ケンカせず仲良く遊び、ヴァカンスのよい思い出ができたみたい。2回目のヴァカンスは、まさかの3組の友人ファミリーが近くにいることが判明し、それぞれ1日ずつ会うことに。ヴァカンス先でも集う、それがフランス流なのである。


ちはる

関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。