ボンジュール!フランスは、子どものヴァカンスが多い。春2週間、夏2ヶ月、秋2週間、年末年始2週間、冬(2月)2週間。年に5回のまとまった休みがあるときたもんだ。わが家は私が旅好きということもあり、休みごとにどこかへ行くことが多いのだけれど、さすがに毎回となると出費がかさむ。気候がよい春にはまたどこかに行きたいと思うと、ここはちょっと、財布の紐をしめたほうがいいかもしれないな、と、2月のヴァカンスは居残り組となった。

 友人たちは、スキーに出かけて雪山の中だったり(通称「スキーヴァカンス」というだけあり、スキーに出かける人が多い)、オマーン(恥ずかしながら、地球儀で場所を確認してしまった!)に出かけて砂漠やプールサイドで30℃の中だったり。わが家には頼れる義実家がないので、学童保育に行かせるか自宅で面倒を見るしかなく、子どもたちの希望で自宅になった。家の中は、毎日、強盗に入られたかというような散らかり具合(苦笑)。友人たちから送られてくる写真を見ては現実逃避しつつ、私は、子どもたちの「ママ、ママ、ママ攻撃」に集中力をそがれながらテレワークをしていた。「ちょっとママって呼ぶのやめて集中させてくれるーっ!?」と、ついガミガミ言ってしまい、自己嫌悪。夜には「今日も怒鳴ってごめんね。」と子どもを抱きしめる毎日なのだった。あぁ、成長せねば。

友人から送られてきた、オマーンの写真。

ちはる

関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。

●Coucou mes amis -フランス便り-
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