日本で思う存分食べられないものとして筆頭に上がるのがブルーベリーです。写真のブルーベリーは、1パックに400グラム以上入っているのですが、パリ一安いとされるアリーグル市場だと、2パックで5ユーロ(約800円)しかしません。日本の方が野菜も果物も種類が豊富で、味も素晴らしいですが、ブルーベリーだけは価格的にフランスの方が魅力的。
 視力回復に効果があるとされるアントシアニンが含まれていることで、日本でも国産ブルーベリーが店頭でも見られるようになったものの、一年中手に入るわけではなく。やはり、メキシコや
ペルーなどの高原国からの輸入品が主流。フランスも同様で、仏産のブルーベリーに出くわすことはほぼゼロですが、日本と比べてブルーベリーの消費量が高く、輸入量も全く違うようで、とに
かく安いのが嬉しい。


 特に効能を気にして食べているわけではないのだけれど、ブルーベリーに含まれるポリフェノールには、脂肪の生成を抑え、脂肪分解を促進し、減少させる働きがあるそう。そして抗酸化物
質が含まれていて、老化を抑え、病気の原因となる毒性を中和させる効果があるのだとか。実際に、2型糖尿病の血糖抑制への効果が示されたという実験が報告されていますが、こういった話を
鵜呑みにして良いのかどうか。でも、最近若返ったと言われることが多いのは、ブルーベリーの大量摂取のお陰だったのかも、と思いたい。
 ただ、食べ過ぎは禁物。腸内を活発化させるのは良いとして、負担を掛ける部分もあるようで、たくさん食べるとトイレの回数が増え、便も緩くなります。何でもバランスが大切。フランスに
来たらアリーグル市場でブルーベリーを買い、思いっ切り頬張ってみて下さい~。


トモクン

トモクンという名の45歳。在仏27年。ファッションジャーナリスト(業歴17年)は仮の姿で、本当はただの廃品回収業(業歴5年)。詳しくはブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』にて。
【blog】友くんのパリ蚤の市散歩
http://tomos.exblog.jp