あるシングルパパのお話

この写真は別の日のだけど、これと同じベイクドチーズケーキを作って持っていったら、できるオトコの「おいしい!」もらえました。光栄(笑)。

ボンジュール、ちはるです。今回は、仲良しシングルパパのお話。フランスの典型的パターンで、子どもたちは一週間ごとにパパとママの家を行ったり来たりの生活です。2人がお別れして一年半ですが、実はパパママどちらとも交流が続いていて(彼ら自身もそのことは知っている)、特にパパとはけっこうな頻度で家に招待し合う仲。わが家のフランス人いわく、「パパとしても男としても完璧」な彼。男が言うんだから、本物。見た目も性格もいいし、料理だってお菓子だって作れちゃう。スポーツも得意、日曜大工も得意、ユーモアセンスも抜群。シングルになった彼をオンナが放っておくわけがない!なレベルです。

それでも彼、特に次の出会いは求めていない。フランスで子連れ再婚は全然珍しくないのに、どうして?と思うでしょ。彼の場合、2人の子どものうち、息子くんは血がつながっていない。元奥さんと前夫との間の子、つまり彼は育ての親。息子くんは3つの家を行き来していて、気持ちのケアも必要。なかなか複雑だよね、と苦笑いの彼。うん、そうだね、ゆっくりいこう。

この前の金曜の夜は彼の家でディナー。子どもたちのお迎えの帰りにそのままおいで!との誘いで、一家4人でお邪魔しました。シンプルなものでごめん、と言いながら慣れた手つきで料理をしてくれたんだけど、それがまたおいしいの。つくづくできるオトコだよね、と顔を見合わせて唸るパートナーと私。ごちそうさまでした!次はわが家でごはんだね。


ちはる

関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、

娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。

●Coucou mes amis  -フランス便り-

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