トモクンのあれこれパリコレなんだこれ〜
誰も興味ないかもしれないけれど、2025年春夏パリコレクション総括

妙な立場に置かれているファッション、あるいはパリコレです。 一昔前は、注目ブランドを皆が追い続け、そのブランドが提案するルックに自分のスタイルを合わせる、という消費者側が受け身の傾向にありました。でも、今は個々の嗜好に合 […]

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とびこめ!ミュゼのとびら
シティーボーイ、カイユボットの見た19世紀のパリ

 色づいた大通りの樹々とパリの秋の空気をベランダ越しに愛でる。カイユボット、パリのバルコニー。彼については、本連載(第3回)で「床削り」の作品と共に紹介しました。画力はもとより、資金力も活かし同時代の印象派の作品を購入し […]

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翻訳家レミのここがびっくり世界文学
ジャパンサウンドが轟くパリの飲み街

後日本の音楽史は非常に面白い。演歌歌手やアイドルはもちろん、ポップやフォークシンガーも多く、結局昭和を連想させる歌をあげ始めたらキリがない。カラオケに行ったことがある限り、日本人ならきっと誰も否定できないだろう。 個人的 […]

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翻訳家レミのここがびっくり世界文学
権力は不思議なものだ

筋斗雲(きんとうん)に乗れるほど心が綺麗な方まで狂わせたり、逆にそいつを失わないよう友人や家族を犠牲にして不条理な行動に出る人も少なくない。まぁそうこないと大抵のハリウッド映画や戯曲もつまらないものになってしまう。だって […]

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とびこめ!ミュゼのとびら
Je ne peux pas peindre les anges, car je n’en ai jamais vu.

天使? 見たことのないものは描けないよ! 私は天使を描けない。なぜなら見たことがないからだ。天使を書いてくれと頼まれたときのクールベの答えです。  ギュスターヴ・クールベ。写実主義の提唱者。古典的で荘厳な新古典主義や、劇 […]

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トモクンのあれこれパリコレなんだこれ〜
障害を持つ作家作品をプロダクトにして提供する日本の企業ヘラルボニーがパリを拠点にヨーロッパ進出

障害を持つ作家作品を様々なプロダクトにして提供する日本の企業、ヘラルボニーがヨーロッパ進出を果たし、そのお披露目会が9月23日、パリコレクションの初日に開催されました。  知的障害を持つ4歳年上の兄の作品を世に出したいと […]

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翻訳家レミのここがびっくり世界文学
ゆるキャラにより相応しい座を

夏が終わってしまう。それぞれの季節にはもちろん良いところがあるとしてもやはり大抵のフランス人にとってバカンスに相当するこのサマータイムが終わるとブルーな気分になる。日本みたいに毎週のようにお祭りがある訳ではないが、今回は […]

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トモクンのあれこれパリコレなんだこれ〜
フランスの期待を一身に背負う新星クチュリエシャルル・ドゥ・ヴィルモラン

クチュール組合のモード学校を経て、ファッションに特化した高等教育機関であるIFMを卒業したばかりのシャルル・ドゥ・ヴィルモランという弱冠23歳の青年が、2020年にオートクチュールコレクションで華々しくデビューしました。 […]

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とびこめ!ミュゼのとびら
800年の時を越えて佇むゴシックの至宝

果てしなく続く平野の中に突如現れる高い塔は巡礼者たちの灯台になるようにと小高い丘に建立されたという。世界遺産シャルトル大聖堂。中世キリスト教の世界を完全な形で残しているとされ、1979年フランス初の世界遺産に登録された文 […]

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トモクンのあれこれパリコレなんだこれ〜
6月のメンズのパリコレクション最優秀演出賞は独断でメゾンミハラヤスヒロに決定!

1990~2000年代のパリコレは、各ブランドが趣向を凝らした演出でショーを見せ、その出来栄えを競っていました。服よりも会場やセットの豪華さに重きを置くという極端な時代が続き、それはそれで本来の目的から逸れてしまい、悪し […]

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翻訳家レミのここがびっくり世界文学
いよいよ、始まった。

何がって? 1990年から毎年夏に必ずやっている「フォール・ボヤール」という、フランス西海岸の大西洋に浮かぶ要塞を舞台にした超人気アドベンチャーゲームショーの放送。老若男女問わずフランス人は誰だって見たことがあるはず。そ […]

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とびこめ!ミュゼのとびら
女流宮廷画家の視点から見た18世紀

1783年、一輪のバラを持ち、煌びやかなドレスに身を包みレースをふんだんに使った帽子を被り、優雅にこちらを見るマリー・アントワネット。その視線の先には、若き女流画家エリザベートの姿がありました。18世紀、宮廷お抱えの画家 […]

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