『パリに住みたくなったら読む本フランス人120人に聞いた赤裸々暮らしナビ』発売中

 最近顔が痒くて赤ら顔になっているので花粉症か~と皮膚科に行ったら「顔ダニが優勢になっています」。私の顔の上のダニ反乱軍が! ルーク(ダニ)とハンソロ(ダニ)が!人間ドックの結果も届き、E判定がいっぱい。ついに「脂肪肝ですね」との診断が。10年フランス情報発信していたら自らフォアグラになっていました。なんか最近鏡の中の自分がおいしそうだな、とは感じていました。誰だ、私を肥えさせて食べようとしているのは!……私です! 太った理由は分かっているんです。美味しいご飯が好きだから。もうすぐ引っ越しになりそうなので近所のレストランのランチをお別れがてら味わう作戦を遂行中だから。忙しく動いているけどそれ以上にカロリーを摂取してしまう、ポッチャリのサガ……。肥満症の治療薬が日本でも販売開始されたというニュースを食い入るように見ています。顔の写らない丸みを帯びた患者さんがインタビューされていて「肥満症なんですが、食事療法がうまくいかなくて、薬を処方してもらいました」そうそう! ダヨネ! 食事療法ができない人種って居るんだよね。もしかして私たちかつて日本に渡ってくる前に「食べるのが好き国」という国の住民だったんじゃないかな?つい目の前の海を渡ってしまって、差別されるようになってしまって、あたしたち、ツライね。と画面越しに話しかけています。疲れてます。


先日開かれた展示会で飾られていた9歳長女の版画のタイトルが「二人のおばさんのへんな夢in森」。天才なのかな? そんなシュールレアリスムな彼女が昨日「ちょっと覚悟してほしいんだけど」と切り出すので緊張したら「漢字のテストの点数が10点だった」「50点満点中だよね?」「いや、100点満点中」のび太! 君はのび太なの? こないだの25点で充分のび太度高かったのに。ていうかこないだ遅刻して廊下に立たされたのでのび太度80%くらいに高まっていたのに。もうドッペルゲンガーレベルでのび太である。母さん、小学校の時はお勉強できたから、どうしたらいいかわからない~。混乱~。


ということで、ノアゼットプレス10周年記念書籍が無事完成いたしました! 2年くらい前から編集さんと打ち合わせを開始。最後の半年くらいは毎日編集さんから「今日すること」というリストが送られてきて、恋人を超えてストーカーかな?というくらい連絡が来ました。10年分のインタビューの特選集と、吉野亜衣子のパリ珍道中、フランス人たちの日本珍道中、参考書に載らないオトナのフランス語、特選フランスおバカニュースに加え、現ライターさんたちが今回のために書き下ろししてくださった、ガイドブックにあまり載っていないレストラン・アートスポット・子連れスポット・パリコレスポット・頼まれるお土産リスト……ニッチパリガイドが付いてきます!


いわゆるガイドブックよりは大きめで読みやすく、軽いので気軽に手に取っていただけます。これまでインタビューに載ってくださったフランス人の方々の写真を使い、賑やかで可愛らしい緑の表紙。あ~手に取って頂きたい! 3月に発売となり、2月末現在メールにて予約注文受付中です。数量限定出版ですので、ぜひ在庫が無くなる前にご注文下さい~。


吉野亜衣子

ラジオ局を辞め、夫の留学についてパリへ。帰国後、日仏文化交流のための NOISETTEを設立。2022年で設立10周年。

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