エフエム横浜に出演してきましたー新コーナー「ミュゼのとびら」がスタート!
「SEINASUZUKISoundArtWave」というFM横浜の番組に呼んでいただき、ノアゼットプレスをつくったきっかけから、「フランス人とアート」など幅広いテーマで話を聞いていただきました。私の話を聞いてくれる人なんてめったに居ないので、緊張凄まじく、前夜よく眠れず。翌日遠足の次女は隣でよく寝ているというのに。当日もドキドキが収まらないので家でビール一缶飲んで更に動悸を高めて挑みました。奥田民生の気持ち。
放送作家さんが知り合いだったのですが、「吉野さんの好きな曲一曲リクエストどうぞ」と言っていただき、悩みました。かつて一緒にリクエスト番組を作っていた作家さんなので私の好みを知っての上での発言です。がしかし、FMである。AMではない。夜の番組ときた。FMのアート番組を夜に聴くようなリスナーがジャニーズやB‘zを聴きたいと思っているだろうか……ファンクラブ会員とはいえ、元ラジオマンとして番組のカラーを大事にしたい……ファン心とディレクターへの忖度で揺れる揺れる……Maroon5で!大人になっちまったぜ!作家さんには「B’zと言われるのを覚悟してました」。いいえ、私はバランスの取れるしし座の女。でもフランスの曲をかけない一貫性のない女……だってフランスの友達みんな聴いてなかったもの。
出演時間は大体15分で、用意していた現行の半分も話せませんでした。あるあるです。パーソナリティの鈴木聖菜さんはすこぶる感じのより良い女優さんで、ノアゼットプレスも事前に読んでいてくださって感激至極。こちらに寄り添って話を引き出してくださり、つい調子に乗ってペールラシェーズ墓地のビクトールノワールさんの人型墓石の光る股間をこすると子宝に恵まれる話を……バカバカ、それAM!反省!横浜出禁!
アートには詳しくないけれど、フランスでゴッホの墓や亡くなった部屋、モネの庭、バルザックの家など訪れたことがあり芸術家たちを身近に感じてきたのは事実。初心者でもフランスにまつわるアートを楽しんでもらいたいということでノアゼットプレス7月号から新コーナーが始まりました。一回目はドミニクアングルさん。背中の長―い女性の絵を描いたこともでも有名です。ぜひ一緒に「ミュゼのとびらーいまさら聞けないフランスアート」を開きましょう!
吉野亜衣子
ラジオ局を辞め、夫の留学についてパリへ。ソルボンヌ大学にてフランス文化を学び帰国。日仏文化交流のための NOISETTEを設立。
●NOISETTE公式ブログ 今日もパリで困ってます!