フランスとの再会

 Bonne année ! 実は、去年の11月中旬から12月中旬まで、緊急でフランスに一時的帰国することになった。予定していなかったが、色々事情があって、急いで飛行機のチケットを買って翌日に出発。約4年半ぶりの帰国と旅、こんな焦る状況になるとは思わなかったが、なんとかパリの空港に着いた。突然周りにフランス語がたくさん聞こえるのが不思議で、マスクがほぼないのと駅などにいる警察の数にもびっくり。

久しぶりのクリスマスツリー

 自分の国に帰ってきたという気持ちより、海外から来た観光客な気分だった。最終目的地はパリではなかったのですぐ電車に乗って、久しぶりに電車から見るフランスの景色を楽しみながらまた旅が続いた。電車のシステムもちょっと変わっていて、色々と新鮮だった。30時間以上の移動を終え、実家に着いたら少しずつフランスに帰っているという実感が湧いてきた。仕事もフランスからのリモートになって、合間に家族との時間を楽しんだり、チーズとクロワッサンを食べたり、家に本物のクリスマスツリーを飾ったり、現地の温泉施設に行ったりして、スケジュールがモリモリだった。ただ、親は離婚しているので、それぞれの家に行ったり来たりの繰り返しだった。幸い、同じ町に住んでいて歩いて行ける距離なので、毎回荷物を移動させる以外そんなに大変ではなかった。

贅沢の朝食

 フランスにいる間いろいろ買い物をしたけど、その時偶然スーパで見かけたのがスタジオジブリをテーマにしたボードゲームだ。11月下旬に新しく出た、500問のジブリクイズゲームみたい。日本からの輸入品ではなく、フランスで考えられたものであることにびっくりした。フランス人女性が最大のスタジオジブリ・コレクションのギネス世界記録を持っているほど、フランスはジブリファンが多い方だね。クリスマスが近いタイミングに発売され、どれぐらいのクリスマスツリーの下にこのゲームが置かれたのでしょう。

ジブリクイズ

リラ

東京で翻訳者としても活躍する29歳のフランス人女子。持続可能な社会の実現に向けての活動もする。趣味は編み物とベランダの植物の世話。