メキシコ人シェフが生み出すフュージョン料理
凱旋門のすぐ近く、小道を入ったところにある小さなレストラン「OXTE」。メキシコ人シェフが経営するミシュラン1つ星レストラン。メキシコの食材を上手に取り入れたガストロノミーは、例えばトウモロコシの皮のバターだったり、アボカドを使用したデザートだったり。今までなかった新鮮な感動を与えてくれます。最後にピリッと辛さが残るお料理が多いのもメキシコならでは。
日本人にとって嬉しいのは、メキシコでも生の魚を食べる習慣があるらしく前菜には大抵生魚のお料理が入っていること。先日頂いた鯛のカルパッチョは、甘酸っぱいピクルスと濃厚な肝のソースが絶妙なバランスで相性抜群。甘すっぱ辛旨い?と言うのかな。日本では味わえない新しい生魚の食べ方を体験できました。低温で焼いた後に炭火で燻って仕上げる豚肉はジューシーで香り高く、あっさりしがちな豚のフィレ肉を深みのある味に変身。白身魚のポワレは、焦がしバターの香ばしさと肝のコクがたっぷりのソースがふんわりと焼き上げられたお魚にトロリとからまり、あまりの美味しさに1口1口惜しむように頂きました。
そして何より絶品だったのがデザート。パンナコッタは甘さ控えめでお上品。重くなくあっさりなのに1つ1つの味がしっかりと感じられぎゅっとの美味しさが濃縮し香りが高い。そして口に含んだ直後の溶ける新食感。これだけもう1度食べにもどりたいと思ってしまうほどでした。ミシュランをとってまもないからか、まだお値段も控えめなのが嬉しい。行くなら今のうちの隠れ家的レストランなのです。
RestaurantOXTE
住所:5RueTroyon75017
電話:0145751515
HP:https://www.restaurant-oxte.com
マダム愛
東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。
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