6皿のコースメニューが驚きのお値段で頂ける店
下町の老舗フランス料理店のような雰囲気の内装。日本人はほっこり。落ち着く。
パリ9区。モンマルトルの丘を南に下って行った場所は、知る人ぞ知るレストラン激戦区。小道に小さなレストランがひしめき合っております。その中でパリ在日本人たちが「コスパ最強!」と言っているのがレストラン「Alleudium」。2020年のコロナ禍に開店したレストラン。
噂通り、6皿で58ユーロというパリではあり得ない設定のフルコースメニュー。さっそく友人と2人で頂いてきました。比較的遅い時間である夜20時からOPENというのは、全員を同じスタートにさせる事で人件費を抑え低料金を維持するためかしら。実際にこの日はシェフとフロアの男性2人だけでやっていたので、そうじゃないと絶対に回らないと思います。お料理は日本人シェフだからか、和のテイストが少し入っており、なんだか懐かしいお味。どのお料理も画期的! 冒険! 新しい! ではなく、王道で正統で間違いの無い安定した感じ。スープ、サラダ、お魚、お肉とわかりやすい感じで料理が進んでいきます。お味の印象は日本で食べるフレンチレストラン? かな。最近パリで流行りのビストロノミーとは違い、日本に昔からあるスタイルのフランス料理の店というと伝わるかな。良い意味でフランスっぽくなかったです。
6皿ですが、どれも小さなポーションですし、全てがあっさりとしたお料理なのでコテコテのフレンチは苦手な日本の方にはちょうど良いのではないでしょうか。私としてはもう少し冒険してもらいたいな~なんて思ってしまいましたが、気になる方はぜひどうぞ。
前菜の1つ、イカや海藻が使われていたのは日本人シェフならでは。
皮がパリパリ身はふっくら、最高の焼き加減のお魚。日本人シェフのお店はお魚が美味しいのはパリ在日本人の中では暗黙の了解よ。
鶏肉のロッティ。2種のビュレに濃厚ソース、そしてたっぷりお野菜付きなので、色々なバリエーションで楽しめました。
今月のお店
今月のハート
総合 3
料理
3
ドリンク
3
サービス
3
雰囲気
3
コスパ
4
マダム愛
東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。
連載中コラム
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