最近1番のお気に入りレストランは、8区の高級なブランド街の裏路地にある隠れ家的レストラン「Trente-Trois」さん。ミシュラン1つ星も獲得しているこちらはMaison Villeroyというラグジュアリーな滞在施設内にあるレストラン。

前菜の牡蠣は美味しすぎてひと口食べて動きが止まってしまいました。牡蠣をこうやってカリフラワーの濃厚でクリーミーなムースと合わせるなんて、今まで考えた事もなく料理の概念が変わった気すらする衝撃的な出会い。

 超高級な滞在を売っており、建物に入るには入り口でベルを鳴らしスタッフの方に鍵をあけてもらうシステムに。入る時から気分が高まります。
レストランに案内されると、そこがまた異空間。なんという重厚でゴージャスな内装〜。それでいて派手すぎず落ち着いた雰囲気。レストランはサロンとバー2つのスペースに分かれており、レストランは6組限定という贅沢さ。

メインのホタテは、ホタテはもちろんですが、後から注がれるブイヨンが最高。旨味の極み!ホタテも身がしっかりとしていて濃厚で甘く、全部食べ切るのが惜しくなるくらいでした。

 それだけでも嬉しいのにお料理のレベルの高さにも脱帽! 私こんなに美味しい牡蠣のお料理、人生で初めて食べました。生の牡蠣と火を通した牡蠣、2種類を濃厚なカリフラワーのクリームと頂きます。牡蠣と一緒に頂くのは、お野菜やらクランブルやらピクルスやら、素人には思いつかない食材が使われておりそれぞれが相乗効果。完璧。

 メインのホタテは表面かりっと、中は半ナマ。火通し具合完璧。食べる瞬間綺麗な琥珀色のブイヨンをかけて頂くのですが、これがまた最高。しっかりとした味付けのブイヨンなのにホタテの味を邪魔しません。

このデザートが最高に美味しかった〜。食べていく途中でほろほろ壊れていくチョコは、職人の芸術作品。上にのったココナッツのスライスもデザート全体を邪魔しない感じでちょうど良い。は〜、また食べたい。

 デザートはココナッツに見立てたショコラの中にココナッツのババロアやトロピカルフルーツが。いや、もう、組み合わせが神!そして、容器代わりに使っているチョコも繊細でほろりと溶けてゆく。全てが最高だったこちらのお店。これから大事な人がパリに来るたびに連れて行ってあげたいと思ったレストランでした。


Trente-Trois

住所 33 Rue jean Goujon 75008
電話 01 45 05 68 00
HP https://www.restaurant-trente-trois.com


マダム愛

東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。

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