アットホームなサロンで学ぶフランス語会話

• école Sympaはどのようにして生まれたのですか？

ソウルで出会ったフランス人のパスカル・コンベルシと一緒に学校を作りました。私はベルギー出身で、囲碁の国内チャンピオンだったんです。1988年と1991年にアマチュア世界囲碁選手権に参加するため来日し、この国にすっかり魅了されて住むことになり、フランス語を教え始めました。自由にフランス語を教えたいという同じ夢を持っていたパスカルとの出会いが、école Sympの誕生につながったんです。

• 開校の準備は大変でしたか？

　物件探しは一筋縄ではいきませんでした。 30年前は「外国人だから」という理由で、最初から断る不動産会社もあったんです。でも、日本人の友人が助けてくれて、新高円寺の近くに最初の2DKのアパートを借りることができました。生徒さんが増えてからは、阿佐ヶ谷の一軒家に引っ越し、2000年には自由が丘に2校目の学校をオープン。その後、表参道では（場所を移すことにはなりましたが）、自宅のように温かい場所という私たちの理想にぴったりの庭付きの一軒家を見つけられました。

• 良いレッスンとはどんなものでしょうか？

　学校を始めた頃、パスカルと私にとっての良い授業とは、生徒さん同士が楽しそうにおしゃべりしたり、笑い合い、笑顔で帰っていくことでした。この考え方は今も変わりません。少人数で、和やかでリラックスした雰囲気。今は、この温かい雰囲気に加えて、しっかりとした指導法を取り入れています。先生は「上から教える」のではなく、生徒さんにそっと「寄り添い、導く」存在なんですよ。