コロナ政策の外出禁止令が決断させたこと

マルシェの新鮮な野菜、ハム、チーズなどを並べて最後の晩餐



 皆さま、ボンジュール!まだまだコロナウィルスですっきりしない世の中ですが、いかがお過ごしですか。さて、フランスで約3ヶ月に渡って出されていた外出禁止令。都会のアパルトマン暮らしだといろいろ考えさせられることも多く、5月のロックダウン解除後、私の周りではいくつかの友人ファミリーが自然いっぱいの小さな町への引っ越しを決断!決めたら行動は早いフランス人。あるファミリーはパリのアパルトマンは売却せずに貸し出すことにし(すでに借家人も決定)、新しい住居をさっさと決め、あっという間に去っていってしまいましたとさ。

わが家も引っ越しのお手伝いに駆り出され、他のお手伝い要員たちと共に彼らとの最後の時間を一緒に過ごしたのですが、いやー、やっぱりあれだね、小さな町は物件が安いね!今より断然安く、断然大きな家に住めちゃうんだもんね。しかも大きな庭とか付いちゃっててさ。引っ越しの最中に見せてもらった新居の写真やビデオを見て、思わず大興奮。私も都会から飛び出したくなっちゃったよね!おそらくみんな同じようなことを考えつつトラックへの荷物の積み込みがほぼ終わり、ダンボール箱の上に布を敷いた即席テーブルにおつまみを並べて乾杯しました。椅子もないから、床に座って室内ピクニック状態でね。なんだかこの先も、まだ引っ越しする友人たちが出現しそうな予感。コロナ終息のとき、世界中の人々の価値観はどんなふうに変わっているのかしらね。

ちはる

関西出身、2003年よりフランス在住。超年下パートナー、

娘、息子との4人家族。パリを拠点にいろいろ楽しく活動中。

●Coucou mes amis  -フランス便り-

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