翻訳家レミのここがびっくり世界文学
「パンとサーカス」の繰り返し

 パリのどこのビストロの前を通っても、最近は与党の愚痴より懸命な声援が聞こえてくる。とはいえこの不景気で政権が急に人気は得られないはず。実際に店内を覗くと、早い時間から大勢の人が大画面の前に集まり、酒を飲みながらそれぞれの国のサッカー選手たちを応援しているのだ。

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とびこめ!ミュゼのとびら
『ぶらんこの絶好のチャンス』

フラゴナール  今回ご紹介するのは、「ぶらんこの絶好のチャンス」。この絵が描かれた18世紀フランスでは甘美で曲線的なロココ様式が流行しました。ロココと言えば、マリーアントワネット、ポンパドール夫人のイメージ? そう、ロコ […]

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感情を揺さぶる!大人のフランス映画道場
 【今月のフレーズ】Oubliez un instant la guerre et imaginez- vous ici dans cinq ans sur ce balcon.

 今年は僕のフランスの実家でも、ノエルの電飾は無し。戦争の影響で電気代がものすごく高騰しているからだ。今回紹介するのは戦争映画。敵も味方も、そこにあるのは人間の心なのだと思わせてくれる感動作なので、戦争映画が苦手な方もぜひ見てほしいです。

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トモクンのあれこれパリコレなんだこれ〜
エリザベス女王も来訪 1730年創業の老舗菓子店ストレー

 歴史的に、イギリスとの仲は微妙な感じのフランス。最近では欧州連合からイギリスが離脱し、ますます溝ができた感があります。でも、故エリザベス女王はフランス語を流ちょうに話し、生前何度も来仏していたため、仏国民からも親しまれ […]

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日本リラ散歩
将来の夢は……

 スポーツ選手、消防隊、警察官は、フランスの子ども達が一度は憧れる職業。しかし日本の男の子に特に人気なのは「運転士」。あの白い手袋、ユニフォーム、かっこいい新幹線、憧れるよね。  子どもの夢に止まらず、鉄道ファンが約15 […]

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翻訳家レミのここがびっくり世界文学
英パスポートに仏語が書かれているワケ

 数年前にイギリスが欧州連合から離脱し、ヨーロッパの「中」でありながらも「外」の立場に戻った。ユーロ圏に加入しなかった時点で、絶対美味しいところばかり持っていかれると心配した人は多かったが、揚げられた魚と芋が代表的な料理 […]

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日本リラ散歩
毛は本当に「ムダ」なのか

 現代の社会変化の象徴にもなってきた、「毛」。日本でほぼどの女性を見てもみんなつるつる。腕毛もないことは、最初ショックだった。もしかしたら日本人女性に腕毛が生えないのか?!とも一瞬疑ったが、町中や電車内で目立つ脱毛の広告 […]

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翻訳家レミのここがびっくり世界文学
機内食の不味さすら恋しくなる今

 コロナ第7波の話が出ているなか、国際的な事情で燃料費が上がり、飛行機に乗ることはとんでもない贅沢になっている。最近はいつ日本が再び観光客を受け入れるだろうという疑問より、フランスから離れた国に行くのは夢のまた夢になるの […]

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とびこめ!ミュゼのとびら
アモルの接吻で蘇るプシュケ

アントニオ・カノーヴァ  背後からの光に照らされ黄金色に輝く美しく甘美な彫刻。透き通るような肌。ルーヴル美術館、ドゥノン翼、ミケランジェロギャラリーの片隅。多くの人々が行き交う中、二人だけの愛の世界に浸っています。  2 […]

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日本リラ散歩
「マスコット」の語源はフランスに?

 毎年7月に開催されるツール・ド・フランスにも、去年から「Maxoo」という公式マスコットが登場した。自転車が好きな男の子で、ツールのもっと若い観客と交流し、子どもと自転車を繋ぐために作られたらしい。  日本に来るまでは […]

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とびこめ!ミュゼのとびら
レオナルド・ダ・ヴィンチの死

ドミニク・アングル / プティパレ美術館  今にも息をひきとりそうな老人と彼を愛おしそうに抱く男性。彼らは一体誰?そしてどういう関係なのでしょう?実は、この二人の出会いなくして、フランスにおけるルネッサンスも、ルーヴル美 […]

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翻訳家レミのここがびっくり世界文学
300年前に書かれたシナリオと今の東欧、その差。

 毎月第1水曜日にフランス全国各地で真っ昼間の静寂が突然破れる。数秒の間だけ、非現実的な音が鳴り響き、慣れてない者は皆必ず動きをとめて驚きを見せる。無理はない。あの特殊な音は本来戦争映画でしか聞きえぬはずのアラームだ。い […]

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