カメルーン出身のシェフが腕をふるう新しいレストラン

キャラメルバナナ。シンプルなデザートだけれども、キャラメルが程よい硬さでバナナと溶け合って絶妙!完璧! アイスクリームが抹茶を使ったものだったけれど、これはそこまで合わなかったと思うのは私が日本人だからかしら。
7区・エッフェル塔のお膝元。グルメ美食家が集まるこのエリアに2024年の秋新たにOPEN した「Table Penja」。こちらはカメルーン出身のシェフが腕を振るうレストランです。センスあふれる明るい色合いの店内にはカウンター式の厨房が。料理しているシェフの姿を見ることができるのってそれだけでポイントが高いですよね。
こちらで頂けるコースはカメルーン出身のシェフならではの食材や調理方法で作り上げる独特なフランス料理。未体験の食感や組み合わせを楽しめます。
バナナやオクラをフランス料理のソースと合わせてみたり、マスタードのプチプチした実を上手に利用していたり、一見普通に見えるお料理が、食べてみてびっくりのお味なのがとにかく楽しい~。子牛肉のカルパッチョに酸味あるソースがソルベでドカンとのっていたのはなかなか面白いアイデアで夏には最高のひと皿になること間違いなし~と感動しました。デザートもキャラメリゼされたバナナが絶妙な苦味と甘味で完璧。シンプルだけれどもうなるほど美味しかった。でも、このレストランの何が一番凄いって、この日フルコースと一緒にワインのペアリングを頼んだのですが、それでもお会計が1人100ユーロくらい。これは今のパリではあり得ない破格値だと思います。それは多分OPEN してすぐだから?
きっとそうとしか思えない、お得さを感じたレストランでした。今後は値上がる可能性が高そうなので、行くなら今! だと思います。

鮮やかな色だけで品のある店内。広々とした空間の中にカウンター式の厨房が。安心感もあり良い雰囲気。

前菜の子牛肉のカルパッチョは肉の旨みがしっかり残っていて美味しかったです。ボリュームあるし前菜から満足度が非常に高いひと皿。ソースがソルベになっているのも面白かったです。

メインのお魚、美味しかった。濃厚な何とも表現できないソース(語彙力不足)とクレソンとバジルのピュレが合いすぎていて脱帽。お魚は少し焼きすぎな気はしたけれど、それがカメルーン流なのよ、と思えばそれすらも大満足。
今月のお店
Table Penja
2 Rue Sedillot 75007 Paris
01 45 51 95 82
https://tablepenja.paris
今月のハート
総合 3.5
料理
3.5
ドリンク
4.5
サービス
3.5
雰囲気
4
コスパ
4.5
マダム愛
東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。
連載中コラム
- Blog『 マダム愛の徒然パリ日記 』
- Blog『 マダム愛のアパートの鍵貸します 』