日本大好きな人気シェフによる日仏アフリカ融合料理が楽しめるレストラン

モダンではあるけれど温かみもある店内は居心地抜群です。
フランスでとても有名なTV番組《TOPCHEF》。その番組で挑戦者として参加し、その才能をフランス全土に見せつけた若いシェフ Mory Sacco。彼が自身のレストランをOPEN したのは2020年のことで、瞬く間に大人気になりました。すぐにミシュラン1つ星を獲得し、5年経つ今も予約が取れないレストランとして有名です。私も何度も挑戦してやっとキャンセルが出たので、すぐに予約を入れて友人と2人でランチをしてきました。
セネガルにルーツを持つシェフが生み出すのは、西アフリカ×フランス×日本、なんと3つの国が融合した新しいお料理。特に和のテイストが強く、お出汁もたくさん使っています。
例えば、この日頂いたお料理の1つは温泉卵。お出汁の中にあるのは日本風だけど、そこに少しスパイスが効いたジュレがうっすらと。鯖の押し寿司には、ハーブのソースとアボカドとワサビのムースが。かと思えば、トムヤンクンの様な濃厚なスパイスがきいたスープが登場。見た目にも楽しく、そしてその見た目からは想像がつかない味を楽しめるのです。
彼の日本愛はレストランの名前にも現れています。アフリカ人で初めて、そして唯一サムライになったYASUKEからSUKEをもらい自分の名前Moryと合わせMOSUKEにしたんだって! なんだか嬉しいわ。
兎にも角にも、彼の作る独創的なお料理は運ばれて来るたび、口に入れるたびに驚きの連続で最初から最後まで楽しめますよ。日本では絶対に試せない、彼だから作れるフレンチをパリで堪能してみてはいかがでしょうか?

温泉卵であって日本人の私が知っている温泉卵ではなかった。表面に美しい出汁のジュレがのっています。

OSHIZUSHIという名前でサーブされたのは本当に鯖の押し寿司! でも、お野菜たっぷり、ムースも添えてあり、さらにはハーブのソース付きで、想像の何歩も上を行くお味でした。

こちらのスペシャリテの超濃厚スープ。中にお魚や穀物も入っていて、飲み進めば進むほどなんだか癖になるお味です。
今月のお店
今月のハート
総合 3.5
料理
3.5
ドリンク
3.5
サービス
4
雰囲気
4
コスパ
3
マダム愛
東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。
連載中コラム
- Blog『 マダム愛の徒然パリ日記 』
- Blog『 マダム愛のアパートの鍵貸します 』