パリの鬼門エリア!?に登場した 王道フレンチレストラン

いちじくのヌガーのアイスクリーム。季節に合わせたデザートを提供してくれるのも嬉しい。

不思議なことに、「なぜかお店が続かない場所」ってありますよね。立地も良く、雰囲気も悪くないのに、オープンしては閉店を繰り返す―。実はパリにもそんなスポットがあり、なんとここ10年で3回もレストランが入れ替わっています。周囲のお店はずっと変わらないのにそこだけは長続きしない。いつも理由が気になっていました。 ところが、少し前にオープンした新しいレストラン「AlmaetGeorge」は、これまでとは雰囲気がまるで違い、連日満席と聞き家族で訪れてみることにしました。店内は前店舗の内装がほぼそのまま使われている様子ですが、決定的な違いは王道フレンチを提供している点。これまでは気取ったフュージョン料理でしたが、やはりパリに来る観光客が求めるのはフレンチ。定番の鴨のコンフィや牛肉のタルタル、ハンバーガーなど、ブラッスリーやビストロで楽しめるような料理が並びます。高級エリアという立地にもかかわらず、価格は少し高い程度。雰囲気代を考えれば十分にお得だし、もちろん味もそれ以上。 さらにデザートにも力が入っていて、中でもミルフィーユは絶品。厨房が見える造りなのも好印象で、衛生面への安心感があります。スタッフもフレンドリーで、リピーターを大切にしようという姿勢が伝わってきました。 もう一度来たいと思わせてくれる、そんなレストラン。かつて近寄らなかった場所に足を向けたくなったのは初めてです。毎日営業しているので、パリ散策の合間にも立ち寄れて便利。覚えておいて損のない一軒ですよ。

中央に大きな厨房がある店内。

パリと言えば!のビーフタルタル。ボリュームもあり大満足。

息子が頼んだハンバーガー。子どもも喜ぶメニューがたくさんあるし、小さなお子様用のチェアーもあり。

絶品ミルフィーユは生地がサクサク、クリームも甘すぎず何度でもリピしたくなるお味

今月のお店

Alma et George

5 Place de l’Alma 75008 Paris

01 47 23 09 48

今月のハート

総合 3

料理

3

ドリンク

3

サービス

4

雰囲気

4

コスパ

3

マダム愛


東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。