フランス版の平成女児

売り切れのボンボンドロップシール売り場
最近SNSをスクロールしていたら、「平成一桁ガチババア」の文字列が目に留まってしまった。平成5年生まれとして最初は体が拒否反応を起こしたけど、平成はもう「レトロ」の領域に入っているんだもんね。
「平成女児」でシール交換が再びブームになり、シールが好きな私は話題のボンボンドロップシールが気になっているけど、わざわざ韓国まで買いに行っている人がいるぐらい日本でどこも手に入らないよね。昔からシールを集めるのが趣味だったけど、このブームで日本の「シール交換文化」をはじめて知った。今まで買って満足しているだけで結果使わないのはもったいないと思っていたが、こういう楽しみ方もあるんだと、新しい発見になった。
これで、フランスでも「交換文化」があったのを思い出した。ドイツ人によって作られた巨大な耳と足を持った白いネズミ「Diddl」というキャラクターが、フランスで90年代後半、2000年代に大流行し、幅広いグッズや文具に展開されていた。その中で特に人気だったのが、ペーパーパッド。たくさんの絵柄、サイズ、香り付きのものもあり、みんなが欲しがっていた。自分のコレクションをバインダーに収納して、交渉しながら学校でその紙を交換していた。今でも紙の香りを覚えていて、まさにフランスの「平成女児」の象徴だと思う。その後「Diddl」熱がおさまって2010年から徐々に消えてしまったが、懐かしいものやレトロが流行っているなか、なんと2025年の秋に「Diddl is back」という新しいラインナップでカムバックしている!次回フランスに帰った時、昔好きだった「Diddl」の新商品をチェックしてみようかな〜。
リラ
東京で翻訳者としても活躍する30歳のフランス人女子。持続可能な社会の実現に向けての活動もする。趣味は編み物とベランダの植物の世話。
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