フランス人は狂言のどこに魅力を感じるのか?
今号では和泉流狂言師の小笠原由祠さんにインタビュー! 小笠原さんは一般家庭から狂言の世界へ入り、現在はフランスで狂言師として活躍されています。バイリンガル狂言師として活動する息子さんのことも含めて、フランスでの反応や日仏の違いを聞きました。
この世は終わるってよ。
コロナが死語になり、今年こそ家族でわいわいと楽しく年末年始を過ごせるだろうと思いきや、今度はよくわからない原因で勃発した戦争のよくわからない影響で電気代が爆発的に値上がりした。ロシア人が隣国にミサイルを打つたびに駄菓子が高くなるこの経済はどうかしてるぜ。戦争をしらない子供はうまい棒も知らない世代になっていいのか?
花と果物、ワイン容れのある静物
静物画についてどういう印象をお持ちでしょうか。私は退屈でどれも同じに見えると幼いころより思っていましたが、この人の静物画を見た時、その艶やかさに静物画の印象が覆されました。アンリ ファンタン=ラトゥール、花の画家と言われ薔薇を描かせたら右に出る者がいないと言われた画家。
「パンとサーカス」の繰り返し
パリのどこのビストロの前を通っても、最近は与党の愚痴より懸命な声援が聞こえてくる。とはいえこの不景気で政権が急に人気は得られないはず。実際に店内を覗くと、早い時間から大勢の人が大画面の前に集まり、酒を飲みながらそれぞれの国のサッカー選手たちを応援しているのだ。
『ぶらんこの絶好のチャンス』
フラゴナール 今回ご紹介するのは、「ぶらんこの絶好のチャンス」。この絵が描かれた18世紀フランスでは甘美で曲線的なロココ様式が流行しました。ロココと言えば、マリーアントワネット、ポンパドール夫人のイメージ? そう、ロコ […]
【今月のフレーズ】Oubliez un instant la guerre et imaginez- vous ici dans cinq ans sur ce balcon.
今年は僕のフランスの実家でも、ノエルの電飾は無し。戦争の影響で電気代がものすごく高騰しているからだ。今回紹介するのは戦争映画。敵も味方も、そこにあるのは人間の心なのだと思わせてくれる感動作なので、戦争映画が苦手な方もぜひ見てほしいです。
エリザベス女王も来訪 1730年創業の老舗菓子店ストレー
歴史的に、イギリスとの仲は微妙な感じのフランス。最近では欧州連合からイギリスが離脱し、ますます溝ができた感があります。でも、故エリザベス女王はフランス語を流ちょうに話し、生前何度も来仏していたため、仏国民からも親しまれ […]
英パスポートに仏語が書かれているワケ
数年前にイギリスが欧州連合から離脱し、ヨーロッパの「中」でありながらも「外」の立場に戻った。ユーロ圏に加入しなかった時点で、絶対美味しいところばかり持っていかれると心配した人は多かったが、揚げられた魚と芋が代表的な料理 […]
毛は本当に「ムダ」なのか
現代の社会変化の象徴にもなってきた、「毛」。日本でほぼどの女性を見てもみんなつるつる。腕毛もないことは、最初ショックだった。もしかしたら日本人女性に腕毛が生えないのか?!とも一瞬疑ったが、町中や電車内で目立つ脱毛の広告 […]
機内食の不味さすら恋しくなる今
コロナ第7波の話が出ているなか、国際的な事情で燃料費が上がり、飛行機に乗ることはとんでもない贅沢になっている。最近はいつ日本が再び観光客を受け入れるだろうという疑問より、フランスから離れた国に行くのは夢のまた夢になるの […]
アモルの接吻で蘇るプシュケ
アントニオ・カノーヴァ 背後からの光に照らされ黄金色に輝く美しく甘美な彫刻。透き通るような肌。ルーヴル美術館、ドゥノン翼、ミケランジェロギャラリーの片隅。多くの人々が行き交う中、二人だけの愛の世界に浸っています。 2 […]