シェフのお眼鏡にかなった食材のみで作る優しいお料理の店
エッフェル塔のお膝もと、Ecole Militaire駅から歩いてすぐの場所にあるレストラン「Milagro」は、一流レストランで腕を磨いたシェフが数年前に開いたレストラン。今では地元のグルメなパリジャン達に支持を得て、ランチ時は予約必須の人気店です。
素材を見極めることから始まるこちらのお料理は、どれも食材そのものの味を活かした優しいお味の料理たち。その優しい味がカラダに染み渡るのです。
この日頂いた前菜のセビーチェはぷりぷりとしたお魚と程よい酸味と辛味のあるソースにピッタリ。塩に頼らない味付けなのが伝わる上品なひと皿です。もうひとつの前菜が、何と何と、まるっとニンジン! シンプルな素材をひとつの豪華な前菜にしてしまうのはさすがプロだなと脱帽! 絶妙な火入れのおかげで本来の旨味と甘味がたっぷりと感じられご馳走になっていました。
お肉料理も焼き方は至ってシンプルだけれどそれがまた良い。お肉がやわらかくしっとりしていて、良いもの食べているな~と心で感じられるのです。
デザートはけっこうしっかりとしたクリーミーなものが出てくるけれど、甘過ぎずさっぱりとしたお味なので締めにピッタリ。フルーツをたっぷり使用することも多く、万人が愛する味だと思います。コッテリフレンチに胃が疲れてしまっている時や、重い料理は苦手な方は絶対に覚えておいて損のないレストランなのではないでしょうか。特に夜に比べるとランチメニューはかなりリーズナブルなのでおすすめですよ。

玉ねぎの辛味が少しだけピリッと効いたセビーチェ。
鯛のお刺身をさっぱりと頂ける新しい感覚です。

誰が何と言おうが“人参”そのもの! な前菜。これ
がね、とにかく甘い! フムスと頂くとさらに美味しさが際
立ちます。

ここのメインはいつもシンプル。抜群の火入れのメインに付け合わせのピュレ。これが美味しいんだな。

デザートはいつもフルーツとクリームのコラボで私
の好みど真ん中。甘過ぎないのが良い。
今月のお店
今月のハート
総合 3.5
料理
3.5
ドリンク
3.5
サービス
4
雰囲気
4
コスパ
4
マダム愛
東京で知り合った仏人男性に連れ去られ、気が付けばパリジェンヌとやらに。パリのレストランと生活、2つのブログを書いてます。
連載中コラム
- Blog『 マダム愛の徒然パリ日記 』
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