「バルーンってなんだっけ?」ニューヨークで迷い込んだ謎のBalloon Museum調査報告

「なんて楽しいの!私の人生でベストミュージアムよー!」と叫んでいるお母さんがいて驚愕

 以前、友人とニューヨーク三大アホアホミュージアム(以下、AMNY)決定した後「また新た な A M N Y が で き た か も 」と 一 報 が 入 り ま し た 。今回の調査対象はバルーンミュージアム。マンハッタンの南端、先日までフランス人シェフがプロデュースのフードコートだった場所に誕生したのですが、オープン告知してからなかなかオープンしなかったり、広告のリンクされたサイトで買えなかったりポンコツな運営に不安を覚え、AMNY調査団の妖怪アンテナがビンビン反応したわけです。
 今のテーマはDAYDREAM。夢、みせてもらいますよ~と入った最初の部屋は巨大バルーンがギュウギュウ小部屋。風でバルーンが動き回っていて子ども達は大興奮。ガチャンガチャン音が鳴るので何事かなと見回すと天井からぶら下がった裸電球にバルーンが当たって天井とぶつかる音であった。割れる、絶対に数日以内に割れる。これは悪夢かもしれないぞ?
 足早に次の部屋に子ども達を移動させるとスピーカーから音が鳴ると膨らむシャボン玉ルーム。子ども達は飛んでくるシャボン玉を叩き割ることに興奮。割れた時の飛沫が皆の顔やら手やらにびちゃびちゃかかって母さん心配。進んでいくうちに小鳥メリーゴーランドが突如出現。10分くらい安全確認したわりにLALALALOVESONGの最初のサビが歌い終わらないくらいで終わった。久保田、きっと消化不良。休憩所なのかも。バルーンがわからなくなったころ、入り口でヘッドホンを渡されて入ったのは、紙吹雪とアロエみたいな植物の森です。音楽何が流れるのかな?とワクワクしていたら何も始まらず終了。ヘッドホン外したら轟音で、紙吹雪の扇風機の音を消すためのヘッドホンでした。紙吹雪の量はすさまじく、紅白歌合戦のお神輿の上の北島三郎の苦労を思い知ることができました。ヘッドホンで「祭り」をかけてほしかった。丸いランプがつるされて音楽に合わせて上下するのを周りのブランコで揺られながら見るスペースで締め。視察を終えて、審議を重ねるAMNY委員2 人「バルーンってなんだ?扇風機か?」バルーンの意味を調べてみたら「気球・風船・尿道に入れるもの」尿道だったのかな――。

天井のランプを打ち付ける風船たち。最もバルーンを感じた空間

吉野亜衣子


ラジオ局を辞め、夫の留学についてパリへ。
帰国後、日仏文化交流のための NOISETTEを設立。2022年で設立10周年。
2024年春よりNY在住。

連載中のトモクンとポッドキャストやってます。