乳がん検診と寄生虫検査インニューヨーク

︎回転チーズレストラン「pick and cheese」へ!

 私もめでたく45歳となり、ニューヨークで初めて健康診断をしました。マンハッタンで日本語が通じる数少ない内科のうち自分の保険が効くクリニックは二つ。早く予約が取れるほうで、と「もう9月からこのクリニック閉めるんだよ~」とやる気のなさそうな日本人のお爺さん先生に基本的な検診をしてもらい、乳がん・子宮がん検診、大腸検査や胃カメラは専門クリニックに紹介状を出されました。乳がん検査は日本語の通じないクリニックですが、夫は仕事なので初めて一人で行くことに。遅めの自立の時がやってきました!
 紹介状のおかげで無事受付を通過。菜箸のように爪の長い看護師さんに更衣室に案内され、「これに着替えてね」と何やら出して指さす方向に検査着10着。どれや。多分一日分を今出した。着替えるとすぐ、検査技師のお姉さんに名前を呼ばれ、マンモグラフィー検査室に入ると凄まじい甘いにおい。10秒前までドーナツ食ってたな?甘いもの好き技師さんは慣れた手つきで私の乳首に絆創膏を張って、ナンのように乳を伸ばし撮影スタート。って、お姉さん隣にいて平気ですか?共にレントゲン?いつもより頼もしい感じで検査は終了。日本より痛くなかったけど、私の乳のナン化に伴うものだと思います~。
 そして大腸検査は日本人の消化器内科さんへ。「腹が弱いんです」「いつからですか」「パリに住んだ時を境に。きっとトイレが少なかったのがトラウマになったん……」「(食い気味に)それはおかしいですね。もしかしたらパリで何かあったのかも」あれよあれよという間に、カメラ検査より先に寄生虫検査をすることになりました。便を掬って入れた筒を4本送らないといけません。しかも、水に落としてはいけない。「水に落ちる前にキャッチしてください」ええ!どうやって!さらに奇しくも、アメリカでは野菜にくっつく寄生虫サイクロスポラが大流行中。「寄生虫検査場にアメリカ中の便が集まっているため、検査に時間がかかるそうです」。看護師さんも半笑い。いろんな仕事があることを知る。ちなみに結局AIに相談して、便座にサランラップを敷くことで順調に採取できています。パリで何をゲットしたのかの結果は乞うご期待!

吉野亜衣子


ラジオ局を辞め、夫の留学についてパリへ。
帰国後、日仏文化交流のための NOISETTEを設立。2022年で設立10周年。
2024年春よりNY在住。

連載中のトモクンとポッドキャストやってます。