ハイブランド離れの始まり?ちょっぴり心配なファッションの行方

 写真は、3月にルイ・ヴィトンが発表した丸太小屋型バッグ。精巧に作られていて、何とも魅力的です。でも、お値段は数百万円を下らないはず。こんなことを書くのは夢もへったくれもないのですが、バッグの中でもこういったオークション出品レベルを狙って購入すれば、再販しても利益が出て、投機の対象になり得るのでしょうが…。
 ハイブランドの売り上げの中でも核となっているのがバッグ。古いコレクションのバッグをリサイクルショップで売り、新しいバッグの購入に充てる、という購買層が一定数いて、早いサイクルでの安定した消費を支えている大切な存在となっています。ただ、最近はその循環がままならなくなっているそう。バッグを高く売っても、今販売されているものの値段が余りにも高騰しているため、全く充当できない。そうして、彼らはそっぽを向き始め、ファッション業界に激震が走っているのです。
 ユーロ高が続く世の中となり、全てのものが値上がりしました。そして、ここに来て、ホルムズ海峡の問題が勃発したことにより、素材から流通まで全ての領域での値上がりが予想され、割高感が増すのは確実視されています。
 ついこの間まで100万円だったバッグが150万円~ 200万円に上昇、なんて当たり前。どこを見てもポジティブな要素がないのですが、時代の流れには逆らえない。新しい世界の到来を待つほかはなさそうです~。

トモクン


トモクンという名の45歳。在仏27年。ファッションジャーナリスト(業歴17年)は仮の姿で、本当はただの廃品回収業(業歴5年)。詳しくはブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』にて。